ChatGPTやOpenAIのAPIが障害でダウン!有料版ChatGPT Plusも利用不可に
OpenAIが提供するChatGPTが2023年2月21日の16時ごろよりダウンし、利用不可になりました。
ChatGPT以外にもOpenAIの各種サービスならびにAPIも障害で利用できなくなりました。
OpenAIのサービス全体がダウンしたため、有料版ChatGPT Plusも使えない障害でした。
※19時すぎに復旧し始め、2023年20時時点では復旧しています。
2023年2月21日ChatGPTにアクセスできなくなる
日本時間で2023年2月21日ごろにChatGPTにアクセスできなくなったというユーザーの報告が相次ぎました。
実際にChatGPTのページにアクセスしたところ、以下のような画面が表示され、ログイン画面が表示されなくなっています。
ChatGPTには2月21日の12時ごろまではアクセスすることができていました。
どうやらそれから4時間の間に何かがトラブルが起きてシステムがダウンした模様です。
直前までアクセスしていたユーザーも障害後にChatGPTに投稿すると、下記のような応答が返ってきていたそうです。
OpenAIのページで障害情報が発表
OpenAIのページにも障害情報が掲載されています。
※上記のスクリーンショットは2月21日22時ごろに取得したものです。
障害の発生時刻や現在の状態、影響範囲のサービスについて解説があります。
ChatGPT含む全てのサービスがダウン
OpenAIの障害発表情報によると、ChatGPTだけでなく、OpenAIが提供するあらゆるサービスがダウンしているとのようです。
さきほどのOpenAIのステータスページでも、ChatGPTのPlaygroundやAPIなどいずれも赤色になってエラーしています。
そのため、OpenAIのAPIもダウンしているサービスに掲載されています。
サービスの一部ではなく、サーバーやネットワークなどシステム全体に影響を及ぼす部分で障害が起きたと推察されます。
OpenAIのAPIを使ったサービスも応答せず
AutoWorkerでは、OpenAIの文章生成AIのAPIを利用したLINE bot「GPT応答AIダヴィンチさん」を稼働しています。
しかし、ChatGPTの障害情報を知ってLINE botが応答するか試したところ、応答しなくなりました。
「・・・・・」と表示されていますが、これはAPIリクエスト結果がエラーした場合に表示するメッセージです。
そのため、OpenAIのAPIもシステム障害によってダウンし、リクエスト結果が返ってこなくなりました。
有料版ChatGPT Plusユーザーもアクセス不可
ChatGPTのサービスページでは、有料プラン「ChatGPT Plus」のユーザーはアクセスできるような表示がありました。
「ChatGPT Plus」の場合は、登録メールアドレスを入力すると、個人アクセス用URLが発行されるような表示でした。
しかし、実際にChatGPT Plusで登録しているメールアドレスを打ち込み、届いたメールのURLからもアクセスできませんでした。
残念ながら、2023年2月21日の障害は有料ユーザーであってもアクセスできないシステム全体の障害のようです。
同日19時ごろよりChatGPT含むサービスが復旧
その後、数時間ほど経過した19時ごろを迎えたあたりで、ChatGPTが復旧してきているとの情報がありました。
実際に20時ごろにChatGPTにアクセスしたところ、通常通りログインして利用できるようになっていました。
また、OpenAIのAPIを利用したLINE botもリクエストが返ってくるようになっています。
そのため、数時間の障害でしたが、無事復旧したようです。
まとめ・終わりに
今回、OpenAIが提供するChatGPTや各種AIのAPIなどのあらゆるサービスが障害によってアクセスできなくなりました。
OpenAIのページにもアメリカの現地時間は夜遅くですが、障害発生のお知らせが掲載されました。
OpenAIのシステム全体がダウンしており、ピーク時でもアクセス可能なChatGPT Plusユーザーも利用不可能でした。
こうしたシステム障害では、復旧を待つしかありませんので、OpenAIからの復旧発表を待ちましょう。
※ChatGPT障害時に、有料版のChatGPT Plusへの案内が行われたことで加入ユーザーが増加したそうです。
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