ChatGPTのiPhoneスマホ用iOSアプリが登場!インストールや音声入力の各特徴解説

2023年5月28日

とうとうChatGPTにiPhone向けのスマホアプリが登場しました。

2023年5月26日からChatGPTがiOSアプリのApp Storeに掲載されています。

これまでブラウザ経由でしか利用できませんでしたが、iPhoneのネイティブアプリとして利用できるようになりました。

そこでChatGPTのiPhoneアプリのインストールから利用方法、特徴を解説します。

ChatGPTのiOSアプリがiPhoneに登場

ChatGPTはこれまでウェブアプリとして、ブラウザ経由で利用していました。

GPT-3.5系のChatGPTにスラムダンクのストーリーを尋ねてみた結果

そんなChatGPTがiOSアプリとしてiPhoneで利用できるようになりました。

※iPhone以外にiPadなどでもChatGPTアプリはインストール可能

日本時間で2023年5月26日にAppleのApp Storeに登場して使えるようになっています。

App Storeで「ChatGPT」検索してインストール

早速ChatGPTのiOS用スマホアプリのインストール方法を解説します。

ChatGPTのiOSアプリは当初は「ChatGPT」や「OpenAI」といった検索ワードでヒットしませんでした。

しかし、2023年5月28日時点ではApp Storeの検索結果にも表示されるようになっています。

2023年5月26日に登場したChatGPTのiPhone向けiOS用スマホアプリをApp Storeからインストールするため、「ChatGPT」で検索
ChatGPTのiPhone向けiOS用スマホアプリはApp Storeで「OpenAI」と検索しても表示

※OpenAI公式でない非公式なAIアプリが多数ヒットするので、注意ください。

ChatGPTアプリがApp Storeで表示されたら、「入手」ボタンをタップすると、ダウンロードしてインストールすることができます。

なお、ChatGPTアプリを利用するにあたってはiOSのバージョンアップが求められることがあります。

もし、iOSのバージョンアップを求められたら、iPhoneの設定アプリからOSのアップデートを行いましょう。

ChatGPTのアプリのインストールが完了すると、ホーム画面にアプリアイコンが追加され、ChatGPTアプリが利用できるようになります。

ChatGPTのスマホアプリの利用方法を解説

実際にChatGPTのスマホアプリの使い方も紹介します。

ChatGPTのiPhone用アプリをインストールして起動すると表示される最初の画面

といっても、ChatGPTアプリの使い方は簡単です。

まずChatGPTにログインまたはサインインします。

ChatGPTのiPhone用スマホアプリを利用するためにまずChatGPTのアカウントでログイン(アカウント未登録の場合はサインイン)

すでにChatGPTのアカウントがある場合はログインで、メールアドレスとパスワードを入力します。

アカウントがない場合はメールアドレスまたはGoogleアカウントやAppleIDでアカウント作成可能です(作成時にSMS認証のため携帯電話番号が必要)。

ログインまで完了すると、ChatGPTアプリの入力画面が表示されます。

ChatGPTのiPhoneアプリにログインして表示されるプロンプト入力画面

ChatGPTに質問したい文章を入力投稿すると、ChatGPTからの応答が返ってきます。

ChatGPTのiPhone用スマホアプリでプロンプトを投稿した応答結果

Whisperによる音声認識でマイク入力も

なお、ChatGPTのiOS用アプリはテキスト入力以外に音声入力にも対応しています。

ChatGPTのスマホアプリはウェブ版にはないWhisperの技術を使った音声入力も可能

元々ブラウザで利用していたChatGPTには音声入力はありませんでしたので、スマホアプリならではのメリットです。

音声入力ではOpenAIが開発した音声認識技術であるWhisperが利用されているそうです。

そのため、フリック入力する以外にスマホマイクに話しかけることでChatGPTへのプロンプトを入力できます。

スマホだと音声入力のほうが便利なシーンも多いので、ぜひ音声でのChatGPTへのリクエストも試してみましょう。

PCでのChatGPTとのチャット履歴も表示

ChatGPTのスマホアプリでも、ウェブ版と同じようにチャット履歴の表示が可能です。

ChatGPTアプリの右上にある「…」から「History」を選択すると、過去にChatGPTとのやり取りを参照することができます。

ChatGPTのiPhone向けIOS用スマホアプリでチャット履歴をHistoryから表示

さらに、チャット履歴はiPhoneでやり取りした会話だけでなく、パソコンのブラウザで投稿した履歴も表示できます。

ChatGPTのiPhone向けスマホアプリではパソコンで入力したChatGPTとのチャット履歴も表示可能

そのため、ChatGPTのアプリを使えば、パソコンとスマホでシームレスにChatGPTを活用できます。

ChatGPT PlusユーザーはGPT-4も選択可能

ChatGPTのスマホアプリでは、有料版のChatGPT PlusユーザーだとGPT-4も選べます。

ChatGPTのスマホアプリでは、有償版のChatGPT PlusならGPT-4も利用可能

GPT-4であれば、より高精度・高性能な応答結果を得られるのでオススメです。

ChatGPTのスマホアプリでChatGPT Plus課金ユーザーはGPT-4を選択可能

さらに、ChatGPT Plusだと通常のChatGPTの応答速度も高速です。

有償版ChatGPT Plusユーザーにとって、ChatGPTアプリは大きな恩恵が得られます。

ChatGPTプラグインはiOSアプリでは利用不可

前述した通り、ChatGPT Plusユーザーの場合、GPT-4を利用することができました。

その他にChatGPT Plusの早期アクセス特典であるChatGPTプラグインが利用できるのか試してみました。

しかし、残念ながらChatGPTのプラグイン機能はiPhone用のiOSアプリでは利用できませんでした。

ChatGPTプラグイン自体はまだアーリーアクセスの特典であるため、スマホアプリでは対応していないようです。

おそらく一定期間経過すれば、ChatGPTのiOSアプリがアップデートされて、プラグインが利用できるようになると見込まれます。

Android版アプリは未リリース

なお、ChatGPTのスマホアプリは現時点ではiOSアプリのみです。

Android版アプリはリリースされておらず、Androidスマホではネイティブアプリとして利用できません。

そのため、Androidスマホを使われている方は、Android版ChatGPTアプリがリリースされるのをもうしばらく待ちましょう。

まとめ・終わりに

今回、iPhoneやiPadなどのiOS用ChatGPTスマホアプリが2023年5月26日に登場したことを紹介しました。

App Store上にChatGPTアプリが掲載され、インストールするとネイティブアプリでChatGPTが手軽に利用できます。

ChatGPTスマホアプリでは音声入力に対応し、マイクからWhisperにより音声認識してChatGPTへのプロンプトが入力可能です。

さらに、有料版のChatGPT Plusユーザーの場合、ブラウザと同様にGPT-4を選択もできます。

ただ、iPhoneでは利用できるものの、Android版は登場していません。

AndroidユーザーはOpenAIがAndroid版ChatGPTスマホアプリを出すのを楽しみに待ちましょう。