ChatGPTのAPIでマネタイズする方法7選!個人開発の販売/課金/受託/広告など
ChatGPTのAPIを使えば、ChatGPTを組み込んだサービスやアプリが開発可能です。
ユーザーのニーズがあるウェブサービスやアプリを個人開発できれば、マネタイズして収益を得ることもできます。
そこで、ChatGPTのAPIを使った個人開発などによるマネタイズ・収益化する7種類の方法をまとめてみました。
※記事内にアフィリエイトリンクを設置しています。- 1. ChatGPTのAPIで個人開発が可能に
- 2. ChatGPTのAPIでのマネタイズ
- 3. ChatGPTのAPIでマネタイズは個人開発含め7種類
- 4. ①ChatGPTのAPIで開発したサービスのサブスク課金(ツール販売)
- 5. ②ChatGPTのAPIで開発したウェブサービスで広告収入
- 6. ③ChatGPTのAPIを使った受託開発
- 7. ④ChatGPTのAPIの解説コンテンツ販売(note/Kindle)
- 8. ⑤ChatGPTのAPIの解説記事で広告収入(アドセンス)
- 9. ⑥ChatGPTのAPI利用法(スキルシェア)
- 10. ⑦ChatGPTのAPIに関するオンラインサロン
- 11. まとめ・終わりに
ChatGPTのAPIで個人開発が可能に
ChatGPTのAPIが2023年3月に公開されました。
それまではOpenAIの提供する同じGPT-3.5系のtext-davinciというモデルの文章生成AIでした。
text-davinciは会話の流れに応じた返答ができない欠点でしたが、ChatGPTのモデルであるgpt3.5-turboのAPIであれば、文脈に即した応答が返ってきます。
ChatGPTのAPIが登場し、利用できるようになったことで個人開発者は自分のサービスにChatGPTを組み込んだり、ChatGPTを活用したサービスを開発できるようになりました。
ChatGPTのAPIでのマネタイズ
ChatGPTのAPIを使った個人開発で開発者が夢見ること、それはマネタイズです。
今は空前の生成系AIブームによって、今まで以上にAIに注目が集まっています。
そんな中、最も話題を集めているのがChatGPTです。
そんなChatGPTのAPIを活用すれば、ChatGPTを利用したアプリやChatGPTを組み込んだサービスを企業でなくても個人開発できます。
うまくユーザーの興味や注目を集めるヒットサービスも生み出せば、無料サービスだけでなく、色々なマネタイズによる収益化も可能です。
実際にChatGPTのAPIを含め、OpenAIの各種APIを用いた個人開発でマネタイズに成功している人も出てきています。
私もとある方法でChatGPTのAPIでマネタイズに成功しています。
そこで、ChatGPTのAPIを用いた個人開発でマネタイズする方法を紹介します。
ChatGPTのAPIでマネタイズは個人開発含め7種類
ChatGPTのAPIを利用したマネタイズ手法として、個人開発を含めると主に以下の7種類があります。
- 開発サービスのサブスク課金(ツール販売)
- 開発ウェブサービスで広告収入
- ChatGPTのAPIを使った受託開発
- ChatGPTのAPIの解説コンテンツ販売(note/Kindle)
- ChatGPTのAPIの解説記事で広告収入(アドセンス)
- ChatGPTのAPI利用法(スキルシェア)
- ChatGPTのAPI活用のオンラインサロン
それぞれのマネタイズ方法について解説していきます。
①ChatGPTのAPIで開発したサービスのサブスク課金(ツール販売)
まず個人開発のマネタイズの王道とも言えるのが、個人開発したサービスを通じて、ユーザーから直接お金をもらう収益モデルです。
よくあるのが流行りのサブスクリプションモデルでウェブサービスやアプリなどの月額利用料をユーザーから集めて、収益化します。
ChatGPTのAPIで開発したツールを販売する方法もありますが、月額課金などのサブスクモデルのほうが敷居が低く、ユーザーがお金を払いやすいです。
私もChatGPTのAPIを使ってLINE bot(LINE公式アカウント)を開発して、サブスク課金モデルでマネタイズに成功しました。
マネタイズできたLINE botはモテチャットGPTとGPT応答AIダヴィンチさんです。
GPT応答AIダヴィンチさんとモテチャットGPTはどちらもChatGPTのAPIを使ってGoogle Apps Scriptで開発しました。
1日3回までは無料で利用できるものの、それ以上使いたい場合はサブスクリプションも申し込み、課金することで無制限で利用可能です。
最初は本当にマネタイズできるのか心配しながらも、Stripeの決済サービスを利用して課金ページを用意したところ、すぐにサブスクの申し込みがありました。
月額課金の形なので、解約・退会するユーザーも多いですが、継続して課金してくれているユーザーもいます。
さらに新規で加入するユーザーもいるので、ChatGPTのAPIで個人開発したサービスでマネタイズできています。
ただ、収益化できているといっても、あくまでお小遣いレベルです。
しかし、より多くのユーザーを集めるChatGPT利用サービスを個人開発できれば、より大きな金額を稼ぐことができます。
②ChatGPTのAPIで開発したウェブサービスで広告収入
2つ目の方法は同じようにChatGPTのAPIを使ったウェブサービスを無料公開し、広告収入を得るマネタイズ方法です。
例えば、ウェブサービスであればGoogleアドセンスを掲載したり、Amazonのアフィリエイト広告を掲載したり、スマホアプリならアプリ広告を掲載したりして稼ぐことができます。
ウェブメディアだとRPM(1000PVあたりの収益)は100円程度と言われています。
そのため、月1万PVを集めるようなChatGPTのAPIを組み込んだウェブサービスを開発できれば、月1000円程度の広告収入が得られます。
ただし、前述のサブスクリプションや販売によるユーザー課金に比べ、得られる金額は少ないです。
ChatGPTのAPIは利用料金はとても安いものの、それでもAPIリクエスト費用が発生します。
そのため、広告収入よりもAPI利用料やサーバー費用が高くなると、赤字になってしまいますので注意が必要です。
③ChatGPTのAPIを使った受託開発
3つ目は個人開発ではありませんが、ChatGPTのAPIを使った開発スキルを生かした受託開発です。
クラウドソーシングサイトなどでは、ChatGPTのAPIを活用した受託開発案件が掲載されています。
クラウドワークスでもChatGPTのAPIを活用した開発依頼は、一定の募集が行われています。
依頼主の要求するものを開発する必要がありますが、技術力があれば、高単価で稼ぐことができます。
受託開発までは難しいけれども、自分ができるChatGPTのAPI開発を提供する方法もあります。
「得意を売り買い、ココナラ」のCMでおなじみのcoconalaでは、ChatGPTのAPIを使った製作案件を自ら出品可能です。
クラウドワークスに掲載された受託開発案件に比べ、単価は安い傾向にありますが、自分が作れるものを提供しやすいメリットがあります。
④ChatGPTのAPIの解説コンテンツ販売(note/Kindle)
ChatGPTのAPIの開発できるようになれば、API開発方法を解説するコンテンツ販売してマネタイズすることもできます。
コンテンツ販売といえば、日本では「note」が有名です。
noteにChatGPTのAPI利用方法の解説記事を書けば、読みたい人に購入してもらえます。
コンテンツ販売はChatGPTのAPI自体は実行しないため、コストを限りなく減らすことができます。
また、コンテンツ販売としてAmazonのKindleによる電子書籍も有力な選択肢の1つです。
直近ChatGPTに関する書籍は多く発売されており、飽和状態を迎えていますが、ChatGPTのAPIを解説する書籍はまだ少ないです。
Kindleの場合はKindle Unlimitedによる読み放題サービスで読まれてもページ数分の収益が発生するので、noteよりもすぐに稼ぐことができます。
⑤ChatGPTのAPIの解説記事で広告収入(アドセンス)
ChatGPTのAPIの解説記事をブログに掲載することでGoogleアドセンスなどの広告収入も得られます。
前述したChatGPTのAPIを使った個人開発サービスで広告収入を得るよりも、API利用料がかからないため、黒字化しやすいです。
ただ、広告収入は多くのページビューが必要となるため、まとまった金額を稼ぐのは難しいです。
また、QiitaやZennといったブログサービスにも数多くChatGPTのAPIに関する記事が投稿されるので、競争が激しい面もあります。
⑥ChatGPTのAPI利用法(スキルシェア)
ChatGPTのAPI活用方法を直接レッスンや講座して稼ぐことも可能です。
ストアカを使えば、オンライン講座または対面のレッスンで申込者にChatGPTのAPI利用法をレクチャーしてマネタイズできます。
講座やレッスンの資料は必要ですが、直接教えることでChatGPTのAPI理解も深まるメリットもあります。
⑦ChatGPTのAPIに関するオンラインサロン
最後はChatGPTのAPIに関するオンラインサロンを開くというマネタイズです。
API活用方法を解説するコンテンツや講座の場合、基本的には購入や申込みによって単発で収益が発生します。
それに対し、オンラインサロンは月額課金モデルのため、コンテンツ提供でありながらサブスク型のマネタイズが可能です。
ただ、オンラインサロンは参加人数が少ないと、収益よりも手間がかかります。
多くのオンラインサロンメンバーを集めて、収益化するには告知や宣伝に加え、既存メンバーをつなぎとめるのにも工夫が必要です。
まとめ・終わりに
今回、ChatGPTのAPIでマネタイズする7つの方法を紹介しました。
主にChatGPTのAPIを使った個人開発によるマネタイズと、利用方法を解説したコンテンツ提供によるマネタイズの2種類があります。
ChatGPTのAPIによる個人開発ではサービスの月額課金やツール販売ができ、さらに開発スキルを生かした受託開発での収益化です。
また、ChatGPTのAPIの使い方・開発方法によるマネタイズには、noteやKindleによるコンテンツ販売、講座、広告収入、オンラインサロンなどがあります。
実際にChatGPTのAPIでLINE botを個人開発したところ、サブスクリプションモデルによる収益化に成功し、少ないながらも黒字になっています。
こう考えると、ChatGPTのAPIを扱えるようになれば、色々な稼ぎ方ができます。
ぜひ、ChatGPTのAPIを使えるようになって個人開発や解説コンテンツ執筆でマネタイズに挑戦してみましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません