【2024年8月版】OpenAIのAPI登録、クレジット購入、APIキー発行手順

OpenAIのGPT-4oやGPT-4o miniなどのAIモデルをAPI経由で利用するには、利用登録してAPIクレジットを購入し、APIキーを発行する必要があります。

OpenAIのAPIを初めて使う人を対象にAPIキーを発行するまでに必要な設定手順を解説します。

APIでOpenAIの生成AIを外部実行可能

OpenAIが提供する生成AIのChatGPTはアプリまたはWebサービスとして利用します。

一方OpenAIはChatGPTをプログラミングや外部サービスからも利用できるようにAPI(Application Programming Interface)を提供しています。

APIを使えば、PythonやGoogle Apps ScriptなどのスクリプトからGPT-4oやGPT-4o miniを実行可能です。

ChatGPTのアプリだけでは業務効率化が困難なケースもAPI経由で利用することでさらなる業務自動化を進められます。

ChatGPTアプリを使うことも大切ですが、業務自動化にはAPI経由での生成AI利用が必要不可欠です。

そこで、OpenAIのAPIを利用するにあたって必要となる事前準備を解説します。

OpenAIのAPIを使うまでに必要な設定

OpenAIのAPIを利用するには以下3つのセットアップが必要です。

  1. OpenAIのAPI利用登録
  2. APIクレジットの購入(チャージ)
  3. OpenAIのAPIキー発行

それぞれの設定手順をスクショを使いながら解説します。

OpenAIのAPI利用登録手順

1.OpenAIのAPI紹介ページにアクセスし、「Sign up」ボタンをクリックします。

OpenAIのAPI紹介ページからAPI利用登録するため、Sign upボタンをクリック

2.OpenAIのアカウント作成画面が表示されるので、メールアドレスを入力し、「続ける」ボタンをクリックします。

OpenAIのAPI利用登録するためにメールアドレスを入力して「続ける」ボタン押下

3.登録パスワードの入力が求められるので、下に表示される注釈の条件を満たすパスワードを入力して「続ける」ボタンをクリックします。

OpenAIのAPI利用登録でアカウントのパスワードを設定

4.アカウント登録で使用したメールアドレスにOpenAIからメールが届くので、メールに記載された「メールアドレスの確認」ボタンをクリックします。

OpenAIのアカウント登録画面で入力したメールにOpenAIからメールが届くので、記載されたリンクボタンをクリック

5.アカウントの名前(必須)や組織(任意)、生年月日(必須)を入力して「同意する」ボタンをクリックします。

OpenAIのアカウント登録のメール認証が完了すると、アカウント名をニックネーム等で構わないので入力

※組織名はオプションのため、個人利用では不要です。

OpenAIのAPIを利用するためのアカウント登録は完了ですが、APIを登録するにはSMS認証が必要になります。

6.アカウント登録されると表示されるドキュメントページで、右上にある「Dashboard」のリンクをクリックします。

OpenAIのアカウント登録が完了すると表示。DashBoardに遷移してAPI Keysを選択してSMS認証に進む

7.OpenAIのAPIのプレイグラウンドで左メニューの下部にある「API Keys」を選択します。

OpenAIのAPIダッシュボードページで、左メニューにある「API Keys」をクリックしてSMS認証を実施

8.API Keysの画面に「APIキーを作成するために電話番号認証をしてください」とメッセージが出ているので、「Start verification」ボタンをクリックします。

OpenAIのAPI管理画面で、「Verification」に関するメッセージが出ているので「Start verification」を選択

9.携帯電話のSMSを使って認証するため、メッセージ送り先の電話番号を入力し、「Send code」をクリックします。

OpenAIのAPIキーを作成するために必要なSMS認証(電話番号認証)する携帯電話番号を入力

10.入力した番号宛に届いたメッセージに書かれた番号を入力します。

SMS認証するために入力した電話番号に届いたメッセージに書かれた番号を入力

これでアカウント登録からSMS認証までのAPI利用登録は完了です。

以前はOpenAIを初めて利用するユーザーにはAPIクレジットが付与されたが、2024年8月現在はAPI利用に使えるクレジットは付与されない

上記は既存アカウント登録で使用した電話番号を認証で使用したため、クレジットが付与されないとメッセージに書かれています。

ただ、以前のOpenAIは初めて登録したアカウントにはAPIで使えるクレジットが付与されていたのですが、2024年8月現在はクレジットの付与がなうなっています。

そのため、無料クレジット付与もないため、無料でOpenAIのAPIを試すことはできません。

次に説明する「OpenAIのAPIクレジット購入」が必要です。

OpenAIのAPIクレジット購入手順

OpenAIのAPIを利用するにはAPIクレジットが必要になります。

以前はAPIが利用した分だけクレジットカードに請求が発生していました。

しかし、2024年3月からAPIクレジットを前払いするチャージ方式に変更されました。

OpenAIのAPIを使うには事前にクレジット購入しておかなければなりません。

そこでクレジットカードでOpenAIのAPIクレジットを購入する手順を解説します。

1.OpenAIのAPI管理画面の右上にある歯車アイコンからSettingページにアクセスし、左メニューの「Billing」を選択します。

OpenAIのAPIを利用するためにBillingメニューでAPIクレジットを購入

2.「Credit remaining」の購入済みクレジットの額の下にある「Add payment details」ボタンをクリックします。

OpenAIのAPIクレジットを購入するにあたって、個人か組織か選択

3.個人か会社かどちらかを選択します(基本的に個人で問題ありません)。

OpenAIのAPI管理画面でAPIクレジットを購入するためにクレジットカード番号と住所を入力

4.APIクレジットを購入するクレジットカード番号と名義人の名前、請求先住所を入力して「Continue」ボタンをクリックします。

OpenAIのAPIクレジット購入のための入力内容に問題ないか確認

5.初回のクレジット購入金額を入力します(最低の5ドルでOKです)。自動リチャージはAPIキーが漏れて不正利用された時に被害拡大を防止するため、オフにして「Continue」ボタンをクリックします。

APIクレジットの購入額を最低の5ドルを設定し、オートチャージはオフに設定

6.OpenAIのAPIクレジットの支払い内容を確認し、問題なければ「Cofirm payment」ボタンをクリックして決済します。

OpenAIのAPIクレジット購入のための入力内容に問題ないか確認

以上でOpenAIのAPIクレジットの購入ができました。

OpenAIのAPIクレジットを購入した結果、購入金額の5ドルがチャージ

これでOpenAIのAPIを5ドル分利用できるようになりました。

OpenAIのAPIキー発行手順

OpenAIのAPIの利用登録とクレジット購入が完了したので、OpenAIのAPIキー発行手順を解説します。

1.OpenAIのAPI Keysの管理画面の右上にある「Create new secret key」をクリックします。

OpenAIのAPI管理画面でAPIキーを発行するため「Create new secret key」ボタンを押下

2.Owned byは「You」のままで、Nameは任意の名称で「Create secret key」ボタンをクリックします。

新たに作成する新しいAPIキーの名前を任意に設定してAPIキーを発行

※個人利用レベルではService accountやPermissionsの調整しないケースが多いです。

3.OpenAIのAPIキーが発行されるので「Copy」ボタンを押して、クリップボードにキーをコピーします。

OpenAIのAPI管理画面でAPIキーを発行されたらコピーする。2度と参照できないためテキストエディタなど保存を推奨

これでOpenAIのAPIキーが発行できました。

OpenAIのGPT-4oやGPT-4o miniなどの生成AIがPythonやGoogle Apps Scriptなどのプログラミングで利用できるようになります。

Power AutomateなどのノーコードツールやRPAでもAPIキー経由で利用可能です。

まとめ・終わりに

今回、2024年8月時点で最新のOpenAIのAPI利用登録ならびにAPIクレジット購入、APIキー発行手順を紹介しました。

OpenAIのAPIの各種セットアップ方法をスクショ付きでわかりやすく解説しています。

OpenAIの生成AIのAPIはアップデートが激しいため、以前と手順が変わっていることがあります。

APIキー発行でつまづかないよう、解説した手順を参考にしてみてください。