東京018サポートにスマホからマイナンバーカードでの申請方法【2023年度出生児】
東京都に住む0歳〜18歳の子どもを持つ家庭に月額5000円がもらえる、東京018サポート(ゼロイチハチサポート)は申し込みシステムが複雑すぎて、申請完了までたどり着けないユーザーが続出しています。
2023年10月に出産したことで0歳児の新生児ができたので、試行錯誤しながら018サポートを申請完了し、審査中にできました。
そこで、スマホ(iPhone)でマイナンバーで認証し、2023年度に出生した子ども(2023年4月以降誕生の赤ちゃんを持つ世帯)で申請する手順を実際に申し込んだ経験から解説します。
※スクショ画像60枚近く使いながら、初めての人でも申請できるよう説明しています。
東京018サポートとは
018サポート(ゼロイチハチサポート)は、東京都が2023年度より開始した少子化対策の給付制度です。
東京都に住んでいる0〜18歳までの子どもに月5000円の給付金が支給されます。
1年間で6万円の給付となり、子育て世帯としてはありがたい制度です。
2023年度の申請が9月1日より開始され、12月15日までに申請を行うと、2023年度分の給付金が一括で支給されるようになっています。
申請完了できない人が続出する018サポート
すでに2023年9月1日から東京018サポートの申請がスタートしています。
1400万人と日本で最も多い人口の東京都ゆえに、子どもを持つ世帯の多くが018サポートの申請を試みました。
しかし、018サポートの申請完了できないユーザーが続出しました。
018サポートは申請システムにおいて落とし穴となる注意ポイントが多数発生しています。
それゆえに、多くのユーザーが申請途中でセッション切れや認証切れが起きて申請完了に至らない事例が起きています。
※下書き保存されるものの、本人確認まで完了していないと、最初の画面から始めなければなりません。
それゆえに多くのユーザーが申請したいにも関わらず、申請できていない自体となっており、メディアなどでも取り上げられています。
何度もエラーするも018サポート申請完了!
申請が困難な東京都の018サポートに私もチャレンジしてみました。
ちょうど2023年10月に子どもが誕生したため、018サポートのチラシに掲載されている事例の3番目に該当しています。
018サポートのページにアクセスし、対象者区分の確認や新規登録を行いました。
提出が必要なマイナンバーカード、住民票などを準備して、018サポートの申請しました。
しかし、3回ほど申請途中でミスってしまい、申請途中でセッションが切れるという事態に遭遇しました。
結局、合計4回の申請を行い、申請完了して審査中にできました。
私が実際に018サポート申請完了するまでにハマった注意点を紹介しつつ、1回の申請で018サポートが完了できるよう手順を解説します。
解説する018サポート申請の条件
018サポートの申し込み方法を解説するにあたって、対象者の条件ならびに申し込み方法の前提条件を説明します。
018サポートの対象条件
まず東京都の018サポートに申請する対象者の条件を列記します。
- 2023年度(2023年4月以降)に誕生した日本国籍の子ども
- 両親同居で家庭事情に特別な事情なし
- 2023年度に東京都からの転出予定なし
2023年4月~11月にかけて子どもが生まれた方は同じ方法で申請可能です。
初年度にもらえる金額は誕生した翌月からなので、満額である年間6万円よりも少なくなります。
ただ018サポートの給付制度が途中で終了せずに、子どもが18歳まで東京都に在住していれば、最終的には6万円×19で100万円を超える金額が給付されます。
018サポート申込条件(iPhone/マイナンバー/住民票/キャッシュカード)
018サポートの申請手順の前提条件は、対象条件に基づいて以下の4つです。
- iPhoneを使ったスマホで申請
- 本人確認はマイナンバーカード使用
- 子ども確認書類は住民票を提出
- 振込先情報はキャッシュカード提出
018サポートの申請にはパソコンではなく、iPhoneを利用しました。
パソコンのほうが申請しやすいのですが、本人確認でマイナンバーカードを使うにはカードリーダーが必要です。
iPhoneの場合、2020年以降に販売された機種であればマイナンバーカードの読み取り機能は必ずあります。
Androidのようにマイナンバーカードの読み取り機能があるかどうか機種ごとに調べる必要はありません。
デジタル庁のマイナポイントのキャンペーンによって、国民の過半数はマイナンバーカードを保持しています。
それゆえにiPhoneを使い、マイナンバーカードによる本人認証は最もオーソドックスな申請方法です。
2023年度に出生した新生児で申請する場合、子どもの確認書類として住民票の提出が必須です。
振込先の銀行情報の提出方法としては、キャッシュカードを撮影した写真を提出します。
018サポート申請で事前準備すべきこと
申請前に以下の6つのことを準備しておくことが大切です。
- マイナンバー認証アプリ「TRUSTDOCK」をインストール
- 018サポートの給付対象者区分を確認しメモ
- マイナンバーカードを手元に用意しておく
- 確認書類の住民票はスマホで撮影
- マイナンバー(個人番号)が写っている場合マスク加工
- 振込先のキャッシュカードや通帳もスマホで撮影
- クレカ一体型キャッシュカードの場合、写った番号をマスク
018サポートの申請を始める前に、マイナンバーカードの認証に使うアプリ「TRUSTDOCK」はApp Storeからインストールしておきましょう。
申請途中で認証アプリをインストールすると、最初の画面に戻されることがあるので注意です。
さらに対象区分を入力する画面がありますが、事前に018サポートの「~まずはここから!~必要書類・申請方法を確認」で確認しておきます。
※両親が同居で2023年度出生した子どもの場合は「A27-2」でした。
その他に申請では住民票や通帳またはキャッシュカードを撮影した写真をアップロードが必要になります。
住民票にマイナンバー(個人番号)が記載されている場合や、クレカ一体型の銀行キャッシュカードの場合、個人番号やクレカ番号をマスク加工します。
このように018サポートの申請をする前にマイナンバー認証アプリのインストールや申請区分の確認、提出書類の撮影写真の準備がスムーズな申請に重要です。
018サポート申請作業での注意点
018サポートの申請を行う際の注意点として、以下の2つのポイントをしっかり留意しておきましょう。
- 申請途中でスマホで別のアプリを操作しない
- 018サポートのページ以外にブラウザで別タブを開かない
- 申請中に他の作業で中断しない
018サポートの申請システムが申し込み困難な理由は、「すぐにセッション切れを起こすこと」です。
申請内容についてブラウザの別タブを立ち上げて調べようとしたりすると、セッション切れが発生します。
その結果、申請途中で中断してしまう事象に陥ります。
途中まで申請した入力内容は残っているとのことですが、申請者や対象である子どもの情報まで入力しなければ、また一から同意画面やマイナンバーカードの認証が必要です。
通常通りスムーズに申請していても、セッション切れが起きるユーザーもSNSで投稿がありました。
それゆえに、途中ブラウザ以外のアプリを起動したり、ブラウザの別タブで調べ物したり、入力中断するのは控えるようにしましょう。
018サポートの申請手順
実際に018サポートの申請手順について解説します。
018サポートの申請は事前準備事項も含めると、以下の4Stepとなります。
- マイナンバー認証アプリ「TRUSTDOCK」をインストール
- 018サポートの給付対象者区分を確認
- 018サポートの新規ユーザー登録
- 018サポートの申請
018サポートに申し込みするために必要な各種手続きをスクショを使って解説していきます。
マイナンバー認証アプリ「TRUSTDOCK」をインストール
まずマイナンバーカードの認証を行うアプリであるTRUSTDOCKをiPhoneにインストールしておきましょう。
1.App Storeで「TRUSTDOCK」と検索するとアプリが表示されるので、入手を押してインストールします。
2.インストール完了してTRUSTDOCKを起動すると、チュートリアルが表示されるので「つぎへ」を選択していき、「はじめる」をタップします。
3.TRUSTDOCKの利用規約とプライバシーポリシーに同意します。
4.居住国の選択画面が表示されるので、「日本」を選択します。
以上の操作を行い、下記のTRUSTDOCKの認証画面が表示されれば、マイナンバーカード認証アプリの準備は完了です。
018サポートの給付対象者区分を確認
018サポートの申請時に必要になる給付対象者の区分を018サポートのページで確認します。
1.018サポートのトップページに用意された「~まずはここから!~必要書類・申請方法を確認」ボタンをタップします。
2.「必要書類・申請方法(対象者区分)を確認」ボタンをクリックし、チェックリストに入力を進めていきます。
すると入力内容に応じた018サポートの対象区分が表示されます。
※国籍日本、18歳未満、申請者が両親、その他事項該当なし、2023年4月2日以降に都内で出生を選択すると、「A27-2」になります。
対象者区分は申請の後半で入力する必要があるので、メモしておきましょう。
018サポートの新規ユーザー登録
018サポートの申請を行うためには、ユーザー登録が必要となるので、新規ユーザー登録手順も説明します。
1.018サポートのトップページにある「新規申請はこちら」ボタンをタップします。
2.遷移したページをスクロールすると表示される「新規申請」ボタンをタップします。
3.018サポートの新規ユーザー登録するため、メールアドレスとパスワードを入力します。
4.登録したメールアドレス宛に確認コードが書かれたメールが届くので、確認コードをコピーします。
5.018サポートの新規アカウントの確認のため、確認コードを入力して「検証する」ボタンをタップします。
以上で018サポートの新規ユーザー登録が完了です。
アカウント登録すると、018サポートのページにログインできるようになり、018サポートの申請ができるようになります。
018サポートの申請
いよいよ018サポートの申請を進めていきます。
申請で使用するマイナンバーカードを手元に用意し、申請で提出する子どもの証明書類となる住民票と、通帳またはキャッシュカードも撮影しておきます。
※住民票にマイナンバー(個人番号)が含まれていたり、キャッシュカードにクレカ番号がある場合は事前にマスク加工も必須です。
1.018サポートのマイページにある「申請はこちらから」ボタンをタップします。
2.はじめに(申請前の確認)の文章を読んで、「登録に進む」をタップします。
3.018サポートの各種規約を読み、「上記に同意して、次へ進む」をタップします。
4.018サポートの注意書きにチェックを入れて、「次へ進む」をタップします。
5.2023年度に出生した子どもなので「18歳未満」をチェックして、「次へ進む」をタップします。
6.本人確認方法として、「マイナンバーカードによる申請」を選択します。
7.マイナンバーカードのパスワードと認証アプリTRUSTDOCKに関する説明が表示されるので、「OK」ボタンをタップします。
8.「本人確認を始める」ボタンをタップします。
9.TRUSTDOCKのアプリが起動して本人確認手続きが表示されるので、「手続きを始める」をタップします。
10.マイナンバーカードの署名用パスワードを入力します。
11.TRUSTDOCKでマイナンバーカードのスキャンを実施します。
※iPhoneの側面上部にマイナンバーカードの読み取りデバイスがあるので、そこにマイナンバーカードがくっつけます。
12.提出完了と表示されるので、「完了」ボタンをタップします。
13.個人認証(本人確認)ができたので、このタブを閉じます。
14.データの取得中と表示されるので、特に操作は行わずにデータ取得が完了するのを待ちます。
15.公的個人認証を使った本人確認が完了したと表示されるので、「次へ進む」ボタンをタップします。
16.「申請者情報の登録」で申請者の個人情報(名前、生年月日、住所、連絡先)を入力します。
17.さらにスクロールすると表示される振込口座の情報を入力します。
18.振込口座確認書類としてキャッシュカードを撮影した写真をアップロードし、「次へ進む」ボタンをタップします。
19.「対象者(子供)の一覧」で「対象者情報の入力」をタップします。
20.事前に確認しておいた対象区分を入力します。
※「対象者区分はこちらで確認してください」を行うとセッションが切れて、下書き保存からやり直しになる恐れがあります。
21.018サポートの対象となる子どもの情報を入力します。
22.提出が必要と必須項目に書かれた住民票の写しをアップロードします。
※住民票にマイナンバー(個人番号)が記載されている場合は番号をマスク
23.振込口座情報の登録は、受取口座に「申請者の名義」を選択します。
24.申請者の口座の場合、確認ファイルのアップロードは不要なので、「入力を完了」ボタンをタップします。
25.018サポートの申請内容の最終確認に進みます。
26.「登録内容の確認」で申請内容に誤りが無いか確認して、「認定請求する」ボタンをタップします。
以上の長きに渡るステップで018サポートは申請完了です。お疲れ様でした!
あとは12月16日以降の審査待ち
上記の手順を参考にして018サポートの申請ができたら、「認定請求受付番号」が発行されます。
メールでも受付番号は自動で送られるので、メモする必要はありません。
また、018サポートのページにログインして、マイページで申請・支給状況で今後確認可能です。
2023年12月16日以降に審査が行われるので、それ以降に審査が通ったか定期的に確認するようにしましょう。
申請内容が問題なければ、2023年度(令和5年度)の支給額が2024年1月に登録した銀行に振り込まれます。
私の場合、無事018サポートの申請が通っていれば、2023年11月~2024年3月までの5ヶ月分となる2万5千円が振り込まれる予定です。
仮に審査でNGとなっても、年度内であれば修正して申請もできるので不備があってもリカバリーはできます。
※ただし、審査がNGだった場合は2024年1月の一括支給は見送られ、別途支給になります。
まとめ・終わりに
今回、東京都の子育て支援施策として月5000円給付金がもらえる「018サポート」の申請方法を説明しました。
2023年度に誕生した子どもがいるケースで、iPhoneとマイナンバーカードでの018サポート申請手順を解説しました。
018サポートの申請は入力必要な項目が多い上、セッション切れを起こしやすいなど注意点がもりだくさんです。
そうした注意点を紹介しつつ、スムーズに手続きできるよう事前に準備すべき内容と申請方法を詳細にまとめてみました。
子ども1人あたり月5000円でももらえるのはとても助かります。
2023年度に出生した子どもがいる方は、本手順を参考に12月15日までに018サポートの申請を行い、2024年1月に一括支給されるようにしましょう。
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