ChatGPT(GPT-4)をOutlookやワード、パワポに導入との報道!Officeにも続々とAI搭載

マイクロソフトのOutlookやワード、パワーポイントといったOfficeサービスにChatGPTのようなAIを追加予定との情報がニュースサイトで報じられました。

現時点ではアメリカのネットニュースサイトの情報で、マイクロソフトからの正式発表はないため、あくまで噂レベルです。

しかし、検索エンジンであるBingにChatGPTよりも優れたGPT-4が搭載されるなど、マイクロソフトが投資しているOpenAIの技術を取り込んでいます。

そうした点からWordやPowerPoint、OutlookでもChatGPTのようなAIを取り入れる可能性は高いです。

そこで、現時点でOfficeへのGPT-4を導入する情報についてまとめてみました。

マイクロソフトはBingにChatGPT(GPT-4)を搭載

マイクロソフトが開発するBingにGPT-4が搭載された次世代バージョンが登場しました。

※現在はまだプレビュー版Bingのため、ウェイトリストに登録して招待されたユーザーのみ利用可能な状態です。

新しいBingではこれまでの検索エンジンのように調べたい内容に関連性の高いワードを入力するのではなく、知りたいことを文章で入力します。

すると、Bingの従来の検索結果と一緒に、GPT-4による応答結果が右側に表示されます。

GPT-4搭載の次世代Bingは、入力内容で検索したら、その内容に対する検索結果に加えてGPT-4による対話AIの応答結果も表示

GPT-4はChatGPTよりも最新情報に対応したうえで、応答速度に優れています。

BingのGPT-4はユーザーから高評価

次世代Bingに搭載されたGPT-4は、ウェイトリストに登録してすでに利用可能になったユーザーからも高い評価を受けています。

ChatGPTのように対話できるチャット形式のUIで、さらに情報を深掘りしたい場合は聞きたいことを尋ねると追加回答してくれます。

次世代Bingを使ってGPT-4を利用したユーザーからは多くの高評価の声があがり、「ビグる」という言葉も登場

GPT-4搭載の新しいBingを利用したユーザーは、GoogleからBingに乗り換えると言うほどです。

Google検索することを「ググる」という動詞が生まれましたが、Bingで調べることを「ビグる」と呼ぶ人も出てきています。

これまで検索エンジンはGoogleが圧倒的なシェアで、Bingのシェアはわずかでしたが、起死回生の一手としてシェアの急拡大が予想されます。

ワードやパワポ、OutlookにChatGPT(GPT-4)導入か?

Bingで話題のマイクロソフトが次の1手としてOfficeサービスでのChatGPTライクなAI導入が報じられています。

アメリカのニュースメディア「The Verge」にChatGPT風AI(GPT-4)をワードやパワポ、Outlookに導入との報道!

マイクロソフト、Word、PowerPoint、Outlookに搭載されたChatGPTのような新AIを近日中にデモへ

Microsoftは、新しいChatGPTのようなAIがOffice生産性アプリをどのように変革するかを示す準備を進めています。今週初めに新しい検索エンジン「Bing」でPrometheusモデルを発表し実演した後、Microsoftは、Word、PowerPoint、Outlookなどの中核的な生産性アプリにどのように拡張するかを示す準備を進めています。(DeepLによる日本語訳)

海外メディア「The Verge」によると、「マイクロソフトは今後数週間でOfficeサービス周りでGPT-4を搭載したサービスを準備し、3月に発表予定である」とのことです。

すでにTeamsではプレミアム版で導入済み

マイクロソフトはすでにコラボレーションツールであるTeamsでGPT-3を搭載したプレミアム版を導入しています。

さらに前述した通り、ChatGPTを超えたGPT-4を導入した検索エンジンBingもプレビュー版が登場しています。

そうした点から現時点では噂レベルではあるものの、マイクロソフトのOffice製品でChatGPTのようなAIを組み込むことは次の一手として有力な選択肢です。

各Officeサービスで考えられる活用事例

Outlookやワード、パワーポイントなどのサービスでのChatGPTライクなAIの活用方法としては以下のようなものが考えられます。

  1. Outlook:メールの返信文の提案、検索結果の改善
  2. Word:ユーザーの文章の推敲・表現の改善
  3. PowerPoint:グラフや画像の自動生成

これらは簡単に思いつくアイディアですが、いずれも導入されれば、業務効率は劇的に改善が見込まれます。

まとめ・終わりに

今回、マイクロソフトのOfficeサービスである、Outlook、Word、PowerPointにChatGPT(GPT-4)が導入予定であると報じられたことを紹介しました。

アメリカのニュースサイト「The Verge」が、Officeのアウトルックやワード、パワーポイントでChatGPT、恐らくGPT-4を組み込むという情報を情報筋から得たとのことです。

OfficeサービスにGPT-4を導入することは、Bingでの成功やTeamsでの導入実績があることからも可能性は高いです。

OutlookやWord、PowerPointでChatGPTを組み込んだと考えると、魅力的なサービスが簡単に思い浮かびます。

AIがメールの返信文を考えてくれたり、文書の文面も用意してくれる、こうした近未来的なサービスが手の届くところまで来ているのかもしれません。