Teams無料版(クラシック)が4月12日で終了!新しい無料Teamsや有料プランへ切替

2023年2月11日

Teams無料版(クラシック)を2023年4月12日をもって終了するとマイクロソフトは発表しました。

引き続きTeamsを利用する場合は、新しいTeams無料プランに変更するか、有料プランに切り替える必要があります。

今あるデータを引き続き利用したい場合は有料プランにしないとデータを引継ぎできないため注意が必要です。

Teams無料版(クラシック)廃止の詳細と新しく登場する無料プランについて解説します。

Teams無料版(クラシック)が2023年4月12日に廃止

マイクロソフトは2023年4月12日をもって現行のTeams無料版(クラシック)を廃止することを発表しました。

Teams無料版(クラシック)が2023年4月12日に終了とマイクロソフトが発表!新しい無料版かTeams Essentialの有料プランに移行が必要

これまで個人向けや小規模なグループや法人ではTeams無料版(クラシック)を使って、費用をかけずにTeamsアプリを使いオンライン会議が可能でした。

しかし、2023年4月12日を過ぎると、Teams無料版は終了するため、利用できなくなります。

マイクロソフトは有料版Teamsへの切り替えを推奨

マイクロソフトはTeams無料版(クラシック)を廃止発表と併せて、有料プランへの切り替え(アップグレード)を推奨しています。

推奨されている有料プランには「Teams Essentials」があります。

Teams無料版(クラシック)が2023年4月12日に終了に伴い、マイクロソフトはTeams Essentialの有料プランにアップグレードを推奨

有料版Teamsに切り替えることで、これまでTeams無料版(クラシック)でやり取りしたチャット履歴やアップロードしたファイルを引き続き利用することができます。

有料プランとしては他にも「365 Business Basic」や「365 Business Standard」がありますが、使える機能が多い分料金も高いです。

Teamsの有料プランとしては、Teams Essentialsが最も安く、最も人気があります。

有料プランにアップグレードすることで、現行の無料版Teamsにあるデータの退避も必要ありません。

Teams Essentialsの価格はいくら?

Teams無料版(クラシック)からの切り替えるよう推奨されている有料プラン「Teams Essentials」の価格は、1ユーザーあたり月額430円(税抜き)です。

マイクロソフトのTeams Essentialの有料プランの料金は月額430円(税抜き)

12か月計算で考えると1ユーザーあたり5160円(税抜き)が費用追加となります。

また、今回のTeams無料版(クラシック)廃止に伴い、お知らせページで期間限定の割引クーポンが表示されています。

コード ab8f53ea-dfd5-4fb5-8721-96a8583622fa を使用して年間サブスクリプションを購入すると、最初の 3 か月は無料で Microsoft Teams Essentials を利用できます

このクーポンを使えば、Teams Essentialsを最初の3か月間は無料で使うことができます。

そのため、1年目のTeams有料プランは通常よりも価格を安く抑えられます。

新しいTeams無料版が登場

Teams無料版(クラシック)廃止に伴い、マイクロソフトは新しいTeams無料版を発表しています。

Teams無料版(クラシック)は2023年4月12日に終了するも、新しいTeams無料プランが登場

クラシックと新しいTeams無料版があってややこしいですが、整理すると以下の状況です。

  1. 今提供されているTeams無料版は「クラシック」で、2023年4月12日に廃止
  2. 新しい無料オプションとして、Teams無料版が新登場

すでに新しいTeams無料版は公開されているため、そちらを使用することで、2023年4月12日以降も引き続きTeamsを無料で利用できます。

Web版のワード・エクセル・パワポは使用可能

新しく登場するTeams無料版の機能として気になるところが、「ワードやエクセル、パワーポイントのOfficeアプリケーションをブラウザ利用できるか」です。

Teams無料版(クラシック)ではデスクトップアプリとしては使えないものの、ブラウザで利用するWeb版のワード・エクセルなどは利用できました。

刷新された無料のTeamsでも利用できるのか、有料プランの機能比較で確認してみました。

Teams無料版(クラシック)の後継となる無料プランでも引き続きワードやエクセル、パワーポイントのWebブラウザ利用は可能

「Web版のワード・エクセル・パワーポイントにアクセス」という項目で、Teams無料版にもチェックが入っています。

実際にTeams無料版で確認したところ、確かにWebでもワードやエクセルの編集が可能でした。

新登場のTeams無料版ではデータ引継ぎ不可

ただ、Teams無料版(クラシック)から、Teams無料版への切り替える場合には注意したいポイントがあります。

それは、切り替えの際にTeamsのチーム設定やチャネル、チャット履歴、添付ファイルなどは引き継ぐことができない点です。

Teams無料版(クラシック)から新しい無料版に移行する場合は、これまでのTeamsのチーム設定やチャネル、チャット履歴やファイルが引き継がれない

記載にある通り、新しい無料プランにサインアップするように指示があります。

そのため切り替える前にTeamsの各種設定を記録しておき、移行後に再度設定しなおす必要があります。

クラシック廃止に伴う新しいTeams無料版には設定が引き継がれない

チャット履歴などはコピペし、添付ファイルはローカル端末にバックアップしておきましょう。

こうした移行作業が面倒かつ、費用を支払ってもよい場合は有料プランのTeams Essentialsを導入すれば、これまでのTeams設定は引き継ぎ可能です。

まとめ・終わりに

今回、現在無料提供されているTeams無料版(クラシック)が2023年4月12日に終了することを紹介しました。

Teamsは個人や小規模な法人を対象に費用がかからないプランを提供していました。

そのクラシックと呼ばれるTeams無料版は4月12日で廃止となるため、マイクロソフトは有料プランへの切り替えを推奨しています。

ただ、Teams無料版(クラシック)終了とともに、新しいTeams無料版が登場するので、そちらに乗り換えるのも有力な選択肢です。

新しく用意されたTeams無料版でも100人までと60分のオンライン会議ができ、Web版のワードやエクセル、パワーポイントが利用できます。

しかし、今のTeams無料版(クラシック)の設定やデータを引き継ぐことはできないので、無料プランに切り替えるか、有料プランにアップグレードするか検討しましょう。