GA4と従来版UA(ユニバーサルアナリティクス)でリアルタイム5分間の数値誤差比較ツール

2022年7月16日

Google Analyticsの新しいバージョンであるGA4と従来版のUA(ユニバーサルアナリティクス)では、リアルタイムレポートの集計期間が異なります(GA4:30分、UA:5分)。

そこで、GA4のリアルタイムレポートの数値を5分間に絞り込み、UAの数値と誤差がどれぐらいあるか比較するツールを開発しました。

UA(ユニバーサルアナリティクス)終了発表でGA4移行

検索やYoutubeでおなじみのGoogleは、世界で最も利用されているアクセス解析ソフト「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」も提供しています。

そのグーグルアナリティクスで多くのユーザーが利用しているのがユニバーサルアナリティクス(UA)ですが、2023年7月1日でデータ収集を停止すると発表しました。

データ収集停止後、3ヶ月間はUAの管理画面にアクセスしてデータの閲覧は可能ですが、3ヶ月経過すると、無料版UAはサポート終了で利用できなくなります。

※ユニバーサルアナリティクスのサポート終了については以下の記事で解説しています。

ブログ運営者など、Google Analyticsをアクセス解析で利用してきたユーザーは新しいバージョンのGA4への移行が迫られています。

GA4はリアルタイムレポート集計期間が変化(5分→30分)

新しいGoogle AnalyticsとしてリリースされたGA4は、従来のユニバーサルアナリティクス(UA)と類似した機能を提供しつつも、計測の仕組みが異なっています。

アクセス解析の機能としてもUAとGA4には差異があります。

その1つがリアルタイムレポート画面で表示されるアクティブなユーザーの集計期間です。

従来版UAのリアルタイムレポートの集計期間は直前の5分間のユーザー数です。

Google Analyticsの従来版ユニバーサルアナリティクス(UA)のリアルタイムレポートの集計期間は5分

リアルタイムの概要を見ると、「過去5分間のサイトのアクティブユーザーは」と記載されています。

一方、GA4のリアルタイムレポートの集計期間は「過去30分間」になっています。

新しいグーグルアナリティクス「GA4」のリアルタイムレポートの集計期間は30分

同じリアルタイムレポートでもUAの過去5分間、GA4の過去30分間では表示される数値も異なります。

UAと異なりGA4はAMPページの集計も未対応

さらに、GA4と従来版ユニバーサルアナリティクス(UA)には計測対象にも違いがあります。

Google社が開発・推奨してきたモバイル向けの軽量なWebフォーマットを利用したAMPページがGA4では未対応です。

AutoworkerのブログはAMPページに対応

従来版グーグルアナリティクスではAMPページのアクセスも対応しています。

AMPページはTwitterからの流入も2021年秋に通常ページになりましたが、以前としてGoogle検索からの流入はAMPページが表示されます。

そのため、検索流入が多いサイトでは、AMPページが計測できていないことにより、GA4とUAでは数値に差異が生じてしまっています。

GA4とUAの集計条件を同一にした誤差比較ツールを開発

前述した通り、従来Google Analyticsであるユニバーサルアナリティクス(UA)と新しいGA4のリアルタイムレポートは2つの差異によって、アクティブなユーザー数が一致しません。

  1. リアルタイムの集計期間がUA:5分、GA4:30分
  2. UAはAMPページ計測対象、GA4は計測対象外

そうした点もあることから気になるのが、「これまでのUAとGA4で数値にどれだけ差異があるか?」です。

UAとGA4で計測の仕組みが異なることもあり、数値差(誤差)があるかは確認しておきたいポイントです。

そこで、リアルタイムレポートにおいて、UAとGA4の集計条件を同一にした数値比較して誤差が分かるツールを開発しました。

Google Analyticsの従来版ユニバーサルアナリティクス(UA)と新しいGA4のリアルタイムレポートの集計条件を同一(集計期間5分とAMPページ除外)した数値を比較できるツール

GAのAPI(UAはGoogle Analytics API、GA4はGoogle Analytics Data API)を使った、Google Apps Script(GAS)製ツールです。

GASからGAのAPIにリクエストする際に以下のように取得することで、集計条件を統一しています。

  1. UAからはAMPページ除外
  2. GA4の集計期間を過去5分間に

ツールはGASが詳しくない人でも利用できるようになっていて、Google Analyticsにアクセス可能なGoogleアカウントであれば実行可能です。

A2セルにGA4のプロパティID、A4セルにUAのビューIDを設定し、実行間隔を1~15分で選んだ上で、トリガー登録すると、値が取得できます。

一致するタイミングもあるが、GA4とUAに差異も

実際にUAとGA4のリアルタイムレポートの数値比較ツールを稼働させると、数値が一致する箇所もあるものの、差異があるケースもあります。

Google AnalyticsのGA4とユニバーサルアナリティクス(UA)で数値を比較した場合に、数値が一致することもあれば、一致しないことも

上では1分間隔のリアルタイムのアクティブユーザー数を集計していますが、12レコードのうち、4レコードが数値一致しています(33.3%)。

しかし、それ以外の残り8つのレコードでは誤差が生じている状態です。

上記の結果からも、GA4とUAでは集計条件を同一にしても、数値が一致するわけではなく、差異があることがわかります。

このGA4とUAでの誤差は利用しているサイトによって、違いが生じる可能性が高いです。

Google Analyticsのユニバーサルアナリティクス(UA)とGA4で差異がある場合にどれぐらいあるか平均2乗誤差からばらつきを確認可能

そこで、どれぐらいばらつきがあるか、GA4とUAでの平均2乗誤差を算出してみることもできます。

このようにGA4とUAのリアルタイムレポート数値比較ツールで、アクティブなユーザー数の差異を確認することができます。

※従来版UAのリアルタイムレポートは数値がおかしくなるバグを抱えており、その影響で誤差が大きくなる可能性があります。

GA4とUAの数値比較ツールに興味ある方は問い合わせまで

GA4とUAの数値比較ツールは有償での提供を行っております。

そのため、リアルタイムレポートの数値にどれぐらい差があるか興味のある方はAutoworkerのお問い合わせからご連絡ください。

まとめ・終わりに

今回、Google Analyticsの従来版ユニバーサルアナリティクス(UA)と新しいGA4とのリアルタイムレポートの数値差異を比較できるツールを紹介しました。

Google Apps Script(GAS)を使って、集計条件を統一した形でGA4とUAそれぞれのGoogle AnalyticsのAPIにリクエストし、アクティブユーザー数を比較できるようになっています。

多くのGoogle Analytics利用ユーザーが2023年7月のサービス終了に向け、GA4移行を進めています。

ただ、UAからGA4に移行するにおいて、これまでの数値に差異がないかという点が気になるポイントです。

今回リアルタイムレポートの数値をGA4とUAで集計条件を5分間、AMPページ除外で同一にして集計することで、誤差を見える化できるようになっています。

もし、GA4とUAのリアルタイムレポートのアクティブユーザー数の差異がどれぐらいあるか興味がある方は、本サイトのお問い合わせページよりご連絡ください。