【追記】Google検索結果のタイトルが書き換えられる調整で、title内容の改変増加
2021年8月にGoogle検索で、検索結果に表示されるタイトルが書き換えられる調整が実施された模様です。
これまでもtitleタグの書き換えが発生することはありましたが、これまで以上に記事タイトルの改変頻度が多くなりました。
※(2021年9月10日追記)記事タイトル書き換えに対する多数のクレームを受け、改変されていたGoogle検索結果のタイトルが元に戻ってきています。
以前からGoogle検索のタイトル書き換えは存在
Google検索結果に表示されるページのタイトルは、これまでも書き換えられることがありました。
その理由としては、Google側でタイトルをチェックした際に、検索結果として表示するには適切ではないと判断したためです。
以前までのGoogle検索のタイトル改変の場合は、記事タイトルにキーワードが盛り込み過ぎている場合や、コンテンツと関係ないタイトルになっているケースが多かったです。
そのため、Google検索結果でのタイトルの書き換えを発見したサイト運営者が記事タイトルを修正する対応を行っていました。
2021年8月からタイトル改変の頻度が急増
これまでも発生していたGoogle検索結果でのタイトル改変は、2021年8月下旬から急増するようになっています。
私がGoogle検索結果のタイトル表示が、titleタグのものではない改変が発生しているのを発見したのは8月22日でした。
Google検索結果のスクリーンショットでは、タイトルが「文字列の処理・操作方法まとめ(置換/変換/抽出/分割/連結)」となっています。
しかし、実際に記事ページにアクセスすると、本来のタイトルは「GoogleApps Script(GAS)文字列の処理・操作方法まとめ(置換/変換/抽出/分割/連結)」です。
タイトルタグにあった先頭にあった「Google Apps Script(GAS)」というワードが削除されており、タイトルの改変が発生していました。
以前はタイトル通りだった記事で書き換え発生
元々、このブログはGoogle Apps Script(GAS)に関する記事を多く掲載しているため、GASのキーワードで検索結果で上位に表示されていました。
先程紹介した「GAS 文字列」という複合キーワードでも、長期間にわたって検索結果1位を維持していました。
「GAS 文字列」というキーワードで2021年7月に調べた際には、タイトルの末尾が省略されていたものの、タイトルが改変されることはありませんでした。
そのため、以前から起きていたGoogle検索のタイトル書き換えとは、意味合いが異なる書き換えが発生していると言えます。
SNSやSEOに関するブログでも、Google検索のタイトル改変に言及されています。
2021年8月にそうした書き換えするGoogle検索のアップデートが行われたと推測されます。
1番目だけでなく、それ以下のタイトルも改変
なお、Google検索結果でのタイトル情報の書き換えは、前段で紹介したものは検索結果で1位に表示されたものでした。
しかし、Google検索にヒットしたページタイトルの改変は、1番目に表示される記事にとどまりません。
2番目や3番目の検索結果に表示されたブログ記事でもtitleタグに設定された内容と異なる内容に変わっています。
改変前:Googleチャットの通知設定を解説!通知音や一時ミュート、通知が来ない時の対処法
改変後:通知音や一時ミュート、通知が来ない時の対処法
こちらも以前Google検索で表示を確認した際には、titleタグに設定した通りのタイトルが検索に表示されていました(後半は一部抜粋)。
不適切とも言えるタイトル改変はなぜ?
今回のタイトル改変については、Google検索の担当者(John Mueller ジョン・ミューラー氏)が、Twitter上でタイトル修正の調整を行ったと投稿しています。
I’ll go out on a limb, but so far I haven’t seen a significant number of cases (more than before) where things are horrible. Most of these seem like things that can be tweaked in our algorithms, not where things are totally off. Or am I missing something? Tell me more!
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) August 18, 2021
Google担当者としては、タイトル修正の調整は、ひどい書き換えにはなっていないとコメントしています。
しかし、先程紹介したように、検索キーワードに打ち込んだワードがそのままなくなると、何の記事が分からなくなります。
いきなり「とは?」から始まり、ディスクリプションの説明文を読まなければ、何の記事なのかわからない状態です。
「検索キーワードに打ち込んだワードでヒットした記事だから、省略されていてもユーザーは理解できる。」
という意見も出てくるかもしれません。
しかし、タイトルの中で最も重要なワードがなくなると、Google検索結果のタイトルを見ただけでは何の記事か理解ができません。
検索結果で最もユーザーが注目するタイトルが不十分なものとなるのは、タイトル書き換えとしては不適切です。
(9月10日追記)改変されたタイトルが元に
2021年8月下旬にGoogle検索結果でのタイトル書き換えをお伝えしました。
その後日本のユーザーだけでなく、海外のユーザーからもタイトル改変にクレームを受けました。
その結果、Google側からも調整前の状態に戻すと言及され、タイトル改変がなくなりつつあります。
この記事の最初の画像で改変されたタイトルを紹介しましたが、再度Google検索結果を確認したところ、元に戻っていました。
ただ、まだ元通りのタイトルになっていない記事もあるので、完全に反映されるにはもう少し時間がかかりそうです。
まとめ・終わりに
今回、2021年8月中下旬ごろより、Google検索結果でタイトル書き換え頻度が増えていることを紹介しました。
それまではタイトルタグの内容が表示されていた記事が、2021年8月22日以降、改変されている記事が多数確認されています。
この事象は日本のみならず海外でも発生しており、Google検索結果でのタイトル改変されたとのアピールがSNSでありました。
それに対し、Googleの検索担当者も検索サービスを調整したことをリプライしています。
かつてもGoogle検索結果でタイトル情報が書き換わることはありましたが、これだけ高頻度かつ不適切と感じる改変はありませんでした。
残念ながら、ユーザー側で対処法はなく、Google検索サービスにフィードバックして戻してもらうしかありません。
ただ、同タイミングで実施されていた、同じドメインの記事が連続して検索結果に並ぶと位置がずれるのがなくなっています。
Googleが検索アルゴリズムに対し行った調整を元に戻す可能性もありますので、しっかりアピールしましょう。
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