Teamsで@(全角アットマーク)を打つと2個入力されるメンション時に不具合

ビデオ会議ツールのマイクロソフトのTeamsアプリで、会議チャットやグループチャットを行う際に、@(アットマーク)を入力すると、2個入力される事象が発生しました。

他のTeamsアプリ環境でも発生している可能性があるので不具合について紹介します。

Teamsアプリで@入力時に2個入力

Teamsアプリのグループチャットや会議チャットでメンションしようとした際に、不具合の事象に遭遇しました。

Teamsでメッセージの宛先を示すことと、相手に通知を送るためにアットマーク(@)を付けます。

Teamsのチャットでメンションする方法!個人からチーム、全員まで宛先の設定を解説

メンション付きのメッセージを投稿しようと、キーボードで@を押下したところ、1個の@ではなく、@@と2個入力される事象が発生しました。

@@と2個のアットマークが表示されるものの、一応メンション相手を選択リストは表示されました。

ただ、メンションするユーザー選択の挙動もおかしく、キーボードの矢印キーでユーザーを選ぼうすると、うまく選べない事象も起きました。

半角ではなく全角のアットマークで事象発生

アットマーク「@」を入力時に@@と2個のアットマークが入力される事象ですが、キーボード入力モードによって発生条件がありました。

半角モードであれば、半角の@が1個だけ正常に入力されます。

Teamsアプリのチャットでメンションしようとアットマーク「@」を入力すると、2個入力される不具合

しかし、全角モードの場合は、@@と1回のキー入力で2個が入力されてしまいます。

対処方法は2個のうち1個の@を削除

この事象が発生すると、上手くTeamsチャットでメンションができなくなります。

その際の対処方法はシンプルですが、2個入力されてしまったアットマーク「@@」のうち、1個を削除することです。

不要なアットマークを1個削除してしまえば、うまく機能していなかったメンションができるようになります。

そのため、全角入力で@@と入力する事象に遭遇してしまった場合は、うち1個の@を削除して対応しましょう。

回避策はメンション時は半角に切り替え

ただ、毎回メンションする際に、@1個を削除する必要があるのはとても面倒です。

そこで、この不具合を回避するための方法は、メンションする際には一度半角モードにキーボード入力を切り替えることです。

半角入力でアットマークを入力しても、@が1個だけ入力され、メンションも正常に動作します。

少し面倒ではありますが、@入力時の不具合が生じている環境では、半角でアットマークを入力しましょう。

かつてスプレッドシートでも類似の不具合

以前ですが、Googleの表計算サービスであるスプレッドシートで、類似の不具合が2020年に起きていました。

スプレッドシートの数式・関数に日本語(全角入力)はおかしいため要注意!対処方法を解説

この時は、スプレッドシートで数式や関数を入力する際に、全角入力で日本語を入力しようとすると、入力文字がいくつも表示されてしまうなど似たような不具合でした。

スプレッドシートもTeamsも同様ですが、主にアメリカで開発されているサービスです。

そうしたアメリカでは全角モードは存在せず、半角入力だけでテキスト投稿が完結します。

そのため、全角モードの検証というのが不十分となり、こうした不具合が発生する可能性があることが考えられます。

まとめ・終わりに

今回、マイクロソフトのTeamsアプリでのチャット時に、メンションを付けるためにアットマーク「@」を入力すると、2個入力されてしまう不具合を紹介しました。

この@@と入力される不具合は、キーボード入力を全角にした際に発生することが分かっています。

2個@が入力されることで、メンション先のユーザー選択の挙動もおかしくなることがありますが、1個の@を削除すれば、正常にメンション先のユーザーを選べます。

恐らくTeamsアプリの不具合のため、アプリのアップロードで解消すると考えられますが、回避策にはメンションする際は半角モードに切り替えるぐらいしかありません。

もし、同様の事象がTeamsチャットで起きている場合は、メンションする際に、半角モードでアットマークを入力してみてください。