Google Meet有料版でノイズ除去(ノイズキャンセル)が利用可能に!ノイズ抑制効果を紹介
ビデオ会議ツールのGoogle Meetにノイズを除去するノイズキャンセリング機能が利用できるようになりました。
自分の声以外の周囲の音をノイズとして認識し、取り除いてくれます。
Google Meetでのノイズキャンセルの設定方法と効果について解説します。
Google Meetでノイズ除去が実装
ノイズキャンセリング機能は、自分の声と周囲の音を区別し、周囲の音を雑音としてカットしてくれます。
元々Google Meetにはノイズキャンセリング機能はありませんでした。
他のビデオ会議ツールでいうと、TeamsやZoomでは2020年の時点でノイズキャンセリング機能が搭載されていました。
そうした点でGoogle Meetは一部のエンタープライズ用プランでのみ使える状態でした。
一般的な有料プランではノイズ除去機能がないことがデメリットとして紹介されてきました。
しかし、2021年7月にGoogle Meetにもノイズキャンセル機能が利用できるようになりました。
2021年7月時点で有料版Google Meetのみでノイズ除去可能
ただし、Google Meetでもノイズキャンセル機能を利用するには条件があります。
現時点では、有料版のGoogle Meetでのみ、ノイズキャンセルが利用できる状態です。
有料版のGoogle Meetでは、上の図のようにノイズ除去に関するお知らせメッセージが表示されるようになっています。
一方、無料のGoogle Meetではノイズ除去のお知らせ等は表示されず、ノイズキャンセルの設定ができません。
Google Meetでのノイズキャンセル設定方法
実際にGoogle Meetでノイズキャンセルを設定する方法を解説します。
※前述した通り、現時点でノイズキャンセリングは有料版のMeetでのみ利用可能です。
1.Google Meetの会議画面の中央下部にあるメニュー「︙」をクリックし、「設定」を選択します。
2.設定の「音声」タブを選択後、「ノイズキャンセル」の項目をONにします。
以上の2StepでGoogle Meetでノイズキャンセルが有効になり、周囲の雑音をノイズとして認識し、他の参加者に伝わらないよう取り除いてくれます。
Google Meetのノイズ除去の性能は?
Google Meetでノイズキャンセル設定を有効にすると、本当に会話音以外はノイズとして取り除かれるのか試してみました。
ノイズとして、クイズでよく使われるような正解音(ピンポーン)と不正解音(ブブー)を鳴らす実験をGoogle Meet会議で実施しました。
その結果、会話は聞こえるものの、上記のような音はノイズと認識され、ほとんど聞こえませんでした。
耳を凝らして聞くと、音の最初の部分は少しだけGoogle Meetを通じて、一瞬聞こえますが、すぐにノイズ判定されて、シャットダウンされます。
Google Meetも音声認識の分野は様々な機械学習による研究を進めているため、ノイズの認識率は高かったです。
ノイズキャンセル有効時の注意点
家族がいる方が自宅などで在宅勤務をしている場合、家庭内で生じる音がノイズとして取り除かれます。
そのため、ノイズキャンセルを使うと、Google Meetの会議参加者に聞こえなくなるため、非常に便利です。
ただ、ノイズキャンセルを有効にすると、会話以外の音が他の参加者に聞こえなくなる恐れがあります。
会議の中では声によるやり取り以外にも音を使うシーンがあります。
そうした場合には、ノイズキャンセルはオフに切り替えなければなりません。
会議のシチュエーションや状況に応じてノイズキャンセルを使い分けることが大切です。
まとめ・終わりに
今回、Google Meetに新たに実装されたノイズを除去する、ノイズキャンセル機能について紹介しました。
これまでTeamsやZoomにはあったノイズキャンセリングが、とうとう2021年7月にGoogle Meetでも実装されました。
現時点では有料版のGoogle Meetでのみ使用できる機能で、無料版では設定ができない状態です。
実際にノイズキャンセルを有効にすると、自分の声以外の音をノイズとして捉え、他の会議参加者に伝わらないようにしてくれます。
自宅などで在宅勤務している場合に、ノイズキャンセルは非常に有効なので、ぜひGoogle Meetでビデオ会議する際には活用しましょう。
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