オンラインイベント登壇でプレゼン発表・LTする際に気をつけたい5つの注意点
オンラインで開催されるイベントに登壇してプレゼンしたり、ライトニングトーク(LT)する場合、オフラインの場合と異なる部分が多くあります。
リアルでの登壇であれば気にしなくてもよいことも、オンラインイベントの発表ではトラブルになりかねません。
そこで、オンラインイベントに登壇して、プレゼンやLTをする場合の5つの注意点をまとめてみました。
イベント登壇・発表は良質なアウトプットに
ブログなどのアウトプットのほかに代表的なアウトプットとして、イベントに登壇しての発表があります。
メディアへの寄稿記事を除けば、ブログ記事を書くことは自分の意思で決められます。
しかし、イベントで発表するには登壇の申し込みをしなければなりません。
イベント主催者から登壇しませんか?と誘いを受けることもありますが、レアケースです。
そうした点でイベントに登壇して発表することはブログなどに比べ敷居が高いものの、良質なアウトプットになります。
多くの参加者の目に触れるため、発表資料の作りこみを行いますし、参加者はイベントに参加している時点で熱量が高いです。
規模が大きいイベントに登壇できれば、それ自体が自分の経歴にも書くことができます。
そうした点でイベント登壇はアウトプットの選択肢としてオススメです。
オンラインでのイベント開催が増加
2020年以降、外出が難しくなったことで、仕事もリモートワークが進みましたが、イベントもオンライン開催が増えました。
特に技術系のイベントは移動する必要がないため、エンジニアにも参加しやすいです。
オンラインであれば会場コストもかからないため、個人でもイベント主催し、ライトニングトークの発表会している人もいます。
2023年以降はオフラインのイベント開催も再開されてきている中、オフラインとオフラインのハイブリットも増加しています。
オンラインイベント登壇にはオンラインならではの注意点
イベント開催はオフライン→オンラインが進みましたが、オンラインイベントの登壇はオフラインと同じではありません。
むしろ、オフラインでプレゼンする際にはなかった気を付けないといけないポイントも出てきています。
オンラインイベントに登壇して講演やライトニングトークを発表する場合、オンライン特有の注意点を押さえておかないと、参加者の満足も得られません。
オンラインイベント登壇・発表の気を付けたい5つのポイント
そこで、オンラインイベントに登壇してプレゼンやライトニングトークを発表する際に気を付けたい5つのポイントを紹介します。
今回紹介するオンラインイベントの5つのポイントは、10回以上のオンラインイベントに登壇経験をして気づいたものです。
- 参加者の反応がない孤独に動じない心を
- スライドの文字はできるだけ大きく
- 画面共有・マイクは事前リハーサルで確認
- ブラウザ・アプリの通知はオフに
- 身振り手振りを伝えたい時は普段より上で
さらに細かな注意点もありますが、オンラインイベントで発表する際に押さえておくべきポイントをまとめています。
プレゼンに向けた順番に並べているので、それぞれの注意ポイントについて解説します。
参加者の反応がない孤独に動じない心を
まずそもそもオンラインイベントに登壇してプレゼンをする際のマインドセットとして、参加者の反応がないことを留意しておきましょう。
Youtubeなどのライブ配信の場合、参加者の様子はまったく伝わってきません。
コメントなどで反応がもらえることはありますが、オンラインで発表しているとコメントに目を通す余裕はありません。
また、ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールを使ったイベントだと、顔出ししてくれれば反応が見れますが、こちらもカメラOFFの参加者も多いので望み薄です。
オフラインの発表であれば参加者がどんな表情か確認できるため、この点はオンライン特有と言えます。
反応がないことに不安を感じてしまうと、「えっと」や「あのー」といった場つなぎ表現が増えたり、余計な情報を付け足してしまったりします。
そうして発表内容が分かりにくくなるのを防ぐため、そもそも参加者の反応がないことを頭に入れて、その前提でマインドセットしておきましょう。
スライドの文字はできるだけ大きく
スライドの文字は大きくするのがオススメです。
外部ディスプレイで最大化してみていると気づきませんが、画面共有してみているユーザーは小さすぎて文字が見えないことがあります。
特にYoutubeのライブ配信では、通常のプレイヤーサイズで視聴するとかなり大きくしないと見えません。
さらに、視聴環境によっては低解像度の映像になるとさらに見えづらくなります。
そうした不測の事態やユーザーの視聴環境を考慮せずに自分が読める文字サイズにしてしまうと、せっかくの発表内容が伝わらないのでもったいないです。
画面共有・カメラ・マイクは事前リハーサルで確認
オンライン登壇によるプレゼンでは、事前の画面共有とカメラ・マイクのリハーサルでの確認は必須です。
一番影響が大きいのが画面共有で投影するスライドが映らないパターンです。
基本的にオンラインのプレゼンは画面共有が前提なので、話だけでカバーは困難です。
さらにマイクやカメラも使えないと、参加者にプレゼンの情報が伝わりにくくなります。
しっかりプレゼン前にイベント主催者と調整して、それぞれの動作チェックをしましょう。
そのため、オンラインイベントに登壇する場合は時間に余裕を持って参加し、リハーサル時間の確保が大切です。
また、気を付けたいのがオンラインとオフラインを組み合わせたハイブリットなイベントです。
オンラインの場合とオフラインの場合で音声のつなぎこみを切り替えが必要なケースもあります。
私は事前リハーサルをしたものの、まさかの音声が出ないトラブルに遭遇しました。
オンラインでは音声が出ているかどうか、登壇者側で確認が難しかったため、10分間のライトニングトークを音声なしでスライド送りだけを参加者に見せてしまいました。
このあたりはイベント主催者の不備が原因ですが、残念ながらせっかくの発表の価値が下がります。
個人的にはハイブリットなイベントはトップバッターを避けるのが得策と学びました。
ブラウザ・アプリの通知はオフに
オンラインイベントでの発表で画面共有している際に突如表示されるブラウザやアプリの通知は思わぬ伏兵です。
特にパワーポイント(スライド)での発表に加えてデモを行う場合に選択する「デスクトップ画面」は色々な通知が出ます。
- メール
- Slack
- ブラウザ通知
これらはプレゼンの途中に出てきてスライドを見づらくするだけではありません。
そうした通知には見られてはいけない情報、プライベートなやり取りや機密のやり取りも出てしまうことがあります。
そのため、メールアプリやSlackやTeamsなどのチャットアプリに加え、ブラウザ通知はオフにしておきましょう。
万全を期すには、自分がオンラインで登壇して発表するタイミングではアプリを終了させておくのがオススメです。
身振り手振りを伝えるには普段より上の位置で
オンラインプレゼンでは、自分の姿を投影する際に、ノートパソコンのディスプレイ上部にある内臓カメラで映します。
こうしたパソコンに内蔵されているカメラは表示される画角はかなり小さいです。
カメラの角度にもよりますが、机に座っていると、頭から肩ぐらいまでしか見えません。
オフラインでのプレゼンで身振り手振りする場合、おおむね胸からお腹にかけた位置で手を動かします。
そのオフラインのプレゼンのまま身振り手振りをしてしまうと、カメラには手が動いているところが一切映りません。
身振りや手振りを使ってプレゼンの雰囲気を伝えたい場合は、オフラインのときよりも高い位置まで持っていきましょう。
できれば、顔の前や横ぐらいまで手を上にしておくと、カメラに映って身振り手振りが伝わります。
まとめ・終わりに
今回、オンラインイベントに登壇してプレゼン発表やライトニングトークする場合に気をつけるべき注意点を5つ紹介しました。
オンラインイベントでの発表は、オフラインの発表とは違う難しさや注意すべきポイントがあります。
そもそもオンラインで発表の心持ちとして、反応が見えないことを前提に不安を抱かないマインドが求められます。
また、機器やネットワークの調子に影響を受け、利用するオンライン配信システムとの接続の影響も出るので、事前のチェックが大切です。
通知を見せないようにするや文字の大きさ、身振り手振りの伝え方などはオンラインでは起こりやすいです。
オンラインイベントに登壇してプレゼンやライトニングトークをする場合は紹介した5つのポイントを注意して準備に臨みましょう。
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