GPT-4のAPIが7月6日より誰でも利用可能と一般公開!ウェイトリスト不要に

2023年7月9日

2023年7月6日からOpenAIがGPT-4のAPIを誰でも利用できるように一般公開すると発表しました。

元々GPT-4は2023年3月に登場し、ChatGPT Plusユーザーが利用できましたが、GPT-4のAPIはウェイトリスト登録後に招待メールが届いた一部のユーザーでしか利用できませんでした。

ChatGPT同様にGPT-4のモデルがAPI経由で一般利用できるようになったので、実際にAPIでGPT-4を試してみました。

元々GPT-4のAPI利用は一部ユーザーのみ

OpenAIが開発したGPT-4は2023年3月15日に登場し、有料のChatGPT Plusユーザーが利用できるようになりました。

ChatGPTはGPT3.5系でしたが、GPT-4はメジャーバージョンアップで大きく性能が向上しています。

ChatGPTでのGPT-4のモデル利用と合わせて、GPT-4をAPIで使うためのウェイトリストが公開されました。

GPT-4をAPI経由で使いたい場合はウェイトリストに登録する必要がありました。

登録後にOpenAIから招待メールが届けば、ChatGPTのAPIと同じようにGPT-4が利用できるようになります。

ウェイトリスト登録も招待メールが来ない

SNSではGPT-4のウェイトリストに登録したあと、GPT-4の招待メールが届いたというユーザーからの報告がありました。

OpenAIからこのようなGPT-4の招待メールが届きます。

GPT-4のAPIは2023年7月6日までウェイトリスト登録後にOpenAIから招待メールが届いた一部のユーザーのみ利用可能

一方でGPT-4の招待メールがいつまで経っても来ないユーザーもいます。

周りのOpenAIのAPIアカウントでGPT-4の招待メールが届いたか調べましたが、招待メールが来ていないユーザーが多かったです。

GPT-4のウェイトリストの申し込み時期や、APIの利用状況によって招待されないケースもあるとのことです。

2023年7月にGPT-4のAPIを誰でも利用可能に

そんな一部のユーザーのみに限定されていたGPT-4のAPIですが、現地時間7月6日にOpenAIが一般利用できるようにしたと発表しました。

OpenAIの公式サイトでGPT-4のAPIを一部ユーザーのみでなく、全ての有料ユーザーに開放すると2023年7月6日に発表

OpenAIの公式サイトにGPT-4のAPIの一般利用開始の発表が掲載されています。

GPT-4のAPIの一般利用開放の他に、古いCompletions APIの廃止に関する情報も併せて発表

発表している内容をDeepLで日本語に翻訳してみました(赤枠部分)。

本日より、すべての有料APIユーザーはGPT-4にアクセスできるようになりました。3月にChatGPT APIを導入し、今月初めにはチャットベースのモデルへの最初のアップデートをリリースしました。私たちは、チャットベースのモデルがあらゆるユースケースをサポートできる未来を描いています。今日、私たちは Completions API の古いモデルの非推奨計画を発表し、ユーザーに Chat Completions API を採用することを推奨します。

「本日よりすべての有料APIユーザーはGPT-4にアクセスできるようになりました。」と書かれています。

※APIに課金しているユーザーが対象になっているようです。そのため、支払い履歴ないAPIユーザーはGPT-4がまだ使えない可能性があります。

その他にCompletions APIを廃止予定であることも発表しています。

そのため、2023年7月6日からChatGPTのAPIしか使えなかったユーザーも、API経由でGPT-4を利用できるようになりました。

GPT-4のAPIを試してみた

GPT-4がAPIで利用可能になったので、Google Apps Script(GAS)を使って、GPT-4のAPIにリクエストを試してみます。

これまでにChatGPTのAPIを利用したことがない人は、まずOpenAIのAPIの利用登録を行いましょう。

OpenAIのAPI利用登録とAPIキーの発行手順は下記の記事で解説しています。

APIキーを発行できたら、GASのスクリプトプロパティに設定し、GPT-4のAPIをリクエストするコードを準備します。

ChatGPTのAPIの利用方法からモデルをGPT-4に変更してGPT-4のAPIにリクエストするGoogle Apps Script(GAS)のコード

GPT-4のAPIリクエスト方法はChatGPTのAPIリクエスト方法とほとんど同じです。

APIのパラメータとして設定するモデルをChatGPT(gpt-3.5-turbo)からGPT-4(gpt4)に変更するだけです。

GPT-4のAPIにリクエストすると、ChatGPTのAPIよりも少し実行時間がかかりますが、応答結果を得ることができました。

GPT-4のAPIをGASでリクエストするサンプルコードを実行した結果、GPT-4からの応答結果が実行ログに出力

ChatGPTよりも高精度な応答文をGPT-4のAPIで手軽に得られるようになりました。

GPT-4のAPIが使えない場合は?

なお、ChatGPTのAPIでモデルにGPT-4を指定しても、エラーすることがあります。

GPT-4のAPIをGASでリクエストした際に「The model: `gpt-4` does not exist」とエラーメッセージ

APIからの応答結果を見ると、「The model: `gpt-4` does not exist」というメッセージが記録されています。

この場合、まだAPI利用アカウントでGPT-4のモデルが選択可能になっていないのが原因です。

OpenAIのプレイグラウンドにアクセスし、Chatモードでモデル項目を選択してみます。

OpenAIのChatGPT(GPT-4)のプレイグラウンドでのChatでのモデル表示にGPT-4が存在せず

すると、gpt-3.5-turboのみ表示されており、GPT-4が表示されていません。

GPT-4のAPIが利用可能なアカウントの場合は、「gpt-4」のモデルが表示されるようになっています。

GPT-4が利用可能なAPIユーザーの場合、モデルにGPT-4が表示

OpenAIの発表では有料のAPI利用ユーザーとありましたので、クレジットカードの支払い履歴がないと使えない可能性が高いです。

もしくはGPT-4のAPIは利用可能と発表したものの、まだ全てのアカウントに反映しきっていないのかもしれません。

GPT-4のAPIを使うために、プレイグラウンドでGPT-4のモデルが表示されるのを待ちましょう。

まとめ・終わりに

今回、OpenAIが開発する大規模言語モデルであるGPT-4のAPIが一般公開されたことを紹介しました。

2023年3月にGPT-4が発表され、APIはウェイトリストに登録して招待された一部のユーザーのみ利用可能でした。

それが2023年7月6日にAPI有料利用ユーザーに開放したことをOpenAIの公式サイトで発表されました。

これでChatGPTのAPIよりも、より長文で高精度な応答結果をGPT-4のAPIで取得可能です。

ただ、まだGPT-4のAPIをリクエストしてもエラーするユーザーもいます。

APIの課金履歴がないと表示されない、またはGPT-4のAPI利用可能にする設定が完全に反映されていないかもしれません。

実行エラーする場合はGPT-4をAPI経由で利用できるようになるまでもうしばらく待ちましょう。