sikulixで2つまたは3つのキーを同時入力する方法を解説~type()の記述法
sikulixでtypeコマンドでキーを入力する際に、2つまたは3つのキーなど、複数のキーを同時に入力する方法を紹介します。
ctrl+c(コピー)やShift+Esc、Ctrl+Shift+vのようなショートカットキーをsikulixで実行するコマンドを解説したいと思います。
※sikulixのjythonの開発環境を想定しています。
sikulixのキー入力コマンドは「type()」
sikulixでキー入力を行うためのコマンドはtype()です。
通常のアルファベットを入力したい場合は以下のコマンドでキー入力の自動化が可能です。
type("a") //aを入力
type("auto") //autoを入力
その他にエンターキーやスペースキーなどのアルファベット以外のキーは以下のように実行します。
type(Key.ENTER) //エンターキー押す
type(Key.SPACE) //スペースキー押す
2つのキーを同時に入力したい場合は?
キーボード入力の自動化で行いたいものとして、「ショートカットキー」です。
- Ctrl + c (コピー)
- Ctrl + v (貼り付け)
- Shift + Delete (完全削除)
※Windowsのショートカットキーです。
こうしたショートカットキーには複数のキーを同時入力が必要になり、typeコマンドを2行記述しても対応できません。
そういった場合には、以下の2パターンがあります。
特殊キー+アルファベットキーの場合
Ctrl + c(コピー)のような、特殊キーとアルファベットキーの2つのキー同時入力は以下のようなsikulixのtypeコマンドの記述で入力が可能です。
type("c", Key.CTRL)
アルファベットを先にダブルクオーテーションで括り、カンマのあとに、CTRLキーを記述します。
特殊キー+特殊キーの場合
それに対し、Shift + DEL(完全削除)のようなどちらもアルファベットではない特殊キー同士の場合は、アルファベットキー+特殊キーの場合とtypeコマンドの少し記述方法が異なります。
type(Key.SHIFT + Key.DEL)
シフトキーとDELETEキーをプラス符号でつなげて書くことで同時入力が可能です。
3つのキーを同時に入力したい場合は?
ショートカットキーの中には、2つのキーの組み合わせだけでなく、3つのキーを組み合わせるものがあります。
- CTRL + SHIFT + S(名前を付けて保存)
- CTRL + SHIFT + ESC(タスクマネージャを開く)
3つのキーを入力する場合も同じtype()コマンドを使用しますが、2つのキーとまた記述方法が少し変わります。
type("s", Key.CTRL + Key.SHIFT)
type(Key.ESC, Key.CTRL + Key.SHIFT)
1つ目のキーの後にカンマ「,」、2つ目のキーの後にプラス「+」、3つ目のキーという形でtypeコマンドで記述すると3つのキーを同時入力できます。
まとめ・終わりに
今回は、sikulixで2つまたは3つのキーを同時入力するtypeコマンドの書き方を紹介しました。
ショートカットキーでは複数のキーを同時に押す必要があります。
この記述方法をマスターすることで、様々なショートカットキーの入力が可能になるので、ぜひ覚えて下さい。
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