GoogleカレンダーからTeams会議の予定を作成する!GoogleワークスペースのTeamsアドインで連携

2021年1月に導入された新しい機能として、GoogleワークスペースからTeams会議の予定を作成できるようになりました。

実際にGoogleカレンダーの画面からTeamsビデオ会議を予約する手順を紹介します。

GoogleワークスペースとTeamsが連携

2021年1月22日にTeamsの新機能が発表されました。

2021年1月22日にTeamsの新着情報でGoogleWorkspace(グーグルワークスペース)と連携できることを発表

「Googleワークスペースでチーム会議を開催します。」という見出しで、GoogleカレンダーでTeams会議のスケジュール設定が可能になりました。

GoogleカレンダーにGoogle Workspace用のTeamsアドインを追加すると、Googleカレンダーの予定作成時にビデオ会議としてGoogle Meetの他にTeams会議を選択することができます。

GoogleカレンダーからTeams会議の予定作成手順

実際にGoogleカレンダーからTeams会議の予定を作成する方法について解説します。

GoogleカレンダーからTeams会議のスケジュール設定を行うには、以下の3つのステップを実行します。

  1. Teamsアドインのインストール&アプリ認証
  2. TeamsアドインでMicrosoftアカウントログイン
  3. GoogleカレンダーでTeams会議の予定作成

①Teamsアドインのインストール&アプリ認証

まず、GoogleカレンダーでTeams会議を利用するためにGoogleワークスペースのアドインを導入します。

1.Googleカレンダーの右側にあるアドインを取得のプラス(+)をクリックします。

GoogleカレンダーのWebブラウザ画面の右側にあるプラスアイコンをクリックし、GoogleWorkspaceのTeamsアドインを追加する

2.Google Workspace Marketplaceの画面で、検索窓にTeamsと打ち込み、「Microsoft Teams meeting」をクリックします。

Googleアドイン取得画面で検索窓に「Teams」と入力し、Teams用アドインをクリックする。

3.「Microsoft Teams meeting」の詳細情報が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックします。

Google Workspace MarketplaceのGoogleカレンダー用アドイン「Microsoft Teams meeting」をインストールする

4.「インストールの準備」というダイアログが表示されたら、「続行」をクリックします。

Microsoft Teams meetingのインストールが完了したら、完了をクリックする

5.TeamsアドインをGoogleカレンダーで使用するために、使用許可するアカウントを選択します。

Googleカレンダー用のMicrosoft Teams meetingのアドインを利用するアカウントの選択

6.Teamsのアドインがリクエストしている権限内容を確認し、許可ボタンをクリックします。

Googleカレンダー用のMicrosoft Teams meetingのアドインで使用する権限内容を確認し、許可ボタンをクリックする

7.「Microsoft Teams meetingをインストールしました。」と表示されれば、インストールが完了です。

Googleカレンダー用Microsoft Teams meetingのアドインのインストール完了画面

以上でGoogleカレンダーにTeamsのアドインの追加ができました。

②TeamsアドインでMicrosoftアカウントログイン

続いて、Googleカレンダー用のTeamsアドインで、Microsoftアカウントにログインします。

1.Googleカレンダーの右側に追加されたTeamsアドインのアイコンをクリックし、「LOGIN」ボタンを押します。

Googleカレンダーの右側にあるTeamsアイコンをクリックし、Teamsアドインを表示してLoginをクリック

2.Teamsアドオンを使用するために、Microsoft Teamsへのアクセスを承認します。

MicrosoftのTeamsのアクセスを承認する

3.Teams会議を開催できるMicrosoftアカウントを選択します。

Microsoft Teamsのアカウント選択画面が表示されるので、アカウントをクリック。

以上でTeamsアドインからMicrosoft Teamsにアクセスが許可され、GoogleカレンダーでTeams会議の予定を作成する準備が完了です。

GoogleカレンダーでMicrosoft Teams Meetingのアドオンの認証が完了し、Teams会議の予定を作成できるようになった。

③GoogleカレンダーでTeams会議の予定作成

GoogleカレンダーでTeams会議をスケジュール準備が完了したので、実際にTeams会議の予定を作成してみます。

1.Teams会議を行いたい時間帯を選択し、懸命を入力し、Google Meetのビデオ会議から「Microsoft Teams Meeting」に切り替えます。

Googleカレンダーで任意の時間帯をクリックし、予定を作成。会議のところでMicrosoft Teamsを選択する。

2.「Microsoft Teams Meetingに参加」に切り替わったことを確認し、保存ボタンをクリックします。

Microsoft Teams Meetingに切り替わったところで、Googleカレンダーの予定を保存する

以上の2StepでGoogleカレンダーでTeams会議の予定作成が完了しました。

GoogleカレンダーでTeams会議の予定を作成し、Teamsビデオ会議に参加できる。GoogleワークスペースのTeamsアドイン連携が登場。

このようにTeams会議の予定がGoogleカレンダー上で作成されており、右側のTeamsアドインに表示される「JOIN」をクリックすると、Teams会議のリンクに遷移できます。

無料アカウントでTeamsアドインの承認に失敗

今回、先程手順で紹介したMicrosoft365の有料アカウントに加え、無料アカウントでも、GoogleワークスペースのTeamsアドインを試してみました。

しかし、無料のMicrosoftアカウントで検証したところ、Teamsアドインのログイン→承認のところで、エラーメッセージが表示されました。

無料のMicrosoft365アカウントでTeamsアドインの連携・承認をしようとしたところ失敗。エラーメッセージが表示された。

「選択されたユーザーアカウントは、テナント’Microsoft Services’に存在しないため、そのテナントのアプリケーション*****************にアクセスできません。」

原因については分かりませんが、有料版のTeams用アカウントでは問題ありませんでした。

そのため、Teamsアドインでログインできなかったのは無料アカウントが原因で、Teamsアドインは無料のMicrosoftアカウントでは対応していない可能性があります。

GoogleカレンダーのTeams会議はOutlook予定表には同期されない

なお、GoogleワークスペースのTeamsアドインを利用して、GoogleカレンダーにTeams会議を作る場合に注意点があります。

Googleカレンダー上でTeams会議の予定を作成した場合、Googleカレンダー上には反映されるものの、Microsoftの各種サービスには反映されません。

OutlookやTeamsにある予定表には、GoogleカレンダーのTeams会議が同期されず、予定を確認できません。

GoogleカレンダーとOutlook予定表のTeams会議予定作成を併用すると、それぞれ別個の予定になってしまうため、注意が必要です。

通常のOutlookやTeamsアプリ上でTeams会議を作成した場合は予定が反映され、開始直前にはOutlookを開いているとリマインダーの通知があります。

しかし、Googleカレンダーの場合はOutlook予定表に反映されないため、Outlookのリマインダー通知の代わりにGoogleカレンダーの通知を有効にする必要があります。

まとめ・終わりに

今回、GoogleワークスペースのTeamsアドインを利用して、Googleカレンダー上でTeams会議予定を作成する方法を紹介しました。

2021年1月に発表されたTeamsの新機能で、これまでOutlookの予定表やTeams上でしか設定できなかったTeams会議がGoogleカレンダー上でも設定できるようになりました。

ただ、Googleカレンダーで作成したTeams会議は、OutlookやTeamsの予定表には反映されないため注意が必要です。

別途Googleカレンダーの予定をOutlookに連携するなど、Teams会議がGoogleカレンダーとOutlookの予定表にバラバラに点在しないようにしましょう。