Teamsビデオ会議で録画した動画の保存先とStreamからビデオをダウンロードする方法

2020年7月19日

Teamsの有料プランだとビデオ会議を録画して撮影することができます。

録画したデータはマイクロソフトのStream上に格納され、ダウンロードして動画ファイルとして入手することができます。

Teamsビデオ会議で撮影した録画データの保存先がどこか?さらに録画データのダウンロード手順を解説します。

Teams有料プランは会議を録画可能

Teamsの無料版には機能として用意されていませんが、有料版の機能として会議の録画機能があります。

会議を録画しておけば、会議に参加できなかったメンバーもあとから録画された会議動画を見ることで、会議でどういった内容が話し合われたか確認することができます。

会議参加メンバーもTeams会議終了後でも、会議で話した内容を振り返ることができます。

その場で議事録を取らなくても要点だけ箇条書きしておき、録画した動画を確認すれば、議事録も残しやすいです。

Teamsのビデオ会議の録画方法

Teamsのビデオ会議を録画する方法はとても簡単です。

Teams会議メニューから「レコーディングを開始」を選択し、録画を開始するだけです。

Teams会議を録画(録音)する方法

録画ボタンを押したタイミングから、会議録画がスタートします。

Teams会議で録画・録音(レコーディング)を開始すると、録画されていることが表示される

その後、録画が必要な部分が終了したら、再度会議メニューから「レコーディングを停止」を選択して録画を終了します。

Teams会議の録画・録音を停止したい場合は、レコーディング停止を選択する

Teams会議の録画データはStream上に保存

なお、Teamsの会議で録画したデータはTeams上には保存されず、マイクロソフトStream上に保存されます。

マイクロソフトStream

このストリームは、マイクロソフト関連の動画を保管・格納するサービスです。

Teams以外のoffice365のサービスで動画を扱う際にこのサービスを利用しています。

録画データのアップ完了後、会議チャットとメールに通知

会議録画を終了してもすぐには録画動画を視聴できません。

圧縮処理などの各種処理を行った上で、マイクロソフトStreamにアップロードされます。

会議録画が視聴可能な状態になると、会議チャットとメールにて通知が来ます。

会議チャットの場合

Teams会議の録画データは会議チャット上でもアップロード完了の通知が届く

メールの場合

Teams会議で録音したあと、Streamにアップロード完了したらメール通知が届く

メールに記載されたリンクをクリックすると、ブラウザが起動し、Stream上の録画データの保管場所が表示され、録画データを視聴することができます。

マイクロソフトStream上で表示されるTeams会議の録画ビデオ

なお、会議チャットの場合はTeams上でStreamを開いて、録画データを確認することが可能です。

Streamは容量制限があり、定期的に整理が必要

なお、とても便利なTeamsの会議録画機能ですが、注意すべき点もあります。

それは動画を保存・格納しているStreamには容量制限があることです。

動画データを格納できる容量は会社・組織で契約しているライセンス数によって異なります。

Stream保存容量は以下の計算式で算出することができます。

 基本記憶領域 500 GB (Stream ライセンス数 × 0.5GB)

例えば社員数1000人の会社の場合は、500GB+500GB=1TBが保存容量になります。

録画後の処理によって動画は圧縮されて容量は小さくなりますが、それでもかなり大きいファイルサイズになります。

中でも参加者が全員カメラを有効にして画面共有している場合、音声だけに動画よりもさらに大きくなります。

日々開催される会議をどれでも録画しているとあっという間にStreamの容量が上限に達します。

容量オーバーにならないよう不要になった会議録画は削除したり、動画データとして、ダウンロードしておきましょう。

録画した会議の動画データのダウンロード方法

録画したTeams会議のデータをローカルの端末にダウンロードする方法を紹介します。

1.マイクロソフトStreamで保存したい録画データのページにアクセスします。

2.動画プレイヤーの下部にあるメニューアイコンから「ビデオのダウンロード」を選択します。

Teams会議の録画データをStreamからダウンロードする方法

この2StepでTeamsの会議録画データのダウンロードは完了です。

ローカルの端末にダウンロードすると、MP4ファイルでメディアプレイヤーなどで再生することができます。

Teams会議の録画がダウンロードできない場合は?

Teams会議の録画データがStream上では再生することができるのに、ダウンロードがメニューに表示されないケースがあります。

ダウンロードできない場合の原因は、Stream動画の権限であるケースがほとんどです。

Teams会議の録画データは、会議を主催した主催者と会議録画を実行したユーザーがオーナー権限を持っており、参加者は閲覧権限のみになっています。

閲覧権限のみではStreamの録画した会議動画はダウンロードできません。

その場合は、会議主催者もしくは録画実行したユーザーにオーナー権限への変更を依頼し、権限を切り替えるとダウンロードできます。

まとめ・終わりに

今回、Teams会議で録画したデータが保存先と動画のダウンロード方法を紹介しました。

録画したTeams動画は、Teams上ではなく、マイクロソフトStreamというサービス上に保存されます。

録画終了後に会議チャットやメールで通知されるリンク先にアクセスすれば、動画を視聴し、端末に動画のダウンロードが可能です。

Teams会議の録画動画がダウンロードできない場合は、権限周りに原因があることが大半なので、動画の権限を確認してみてください。

ただ、割り当てられている容量には限りがあるので、むやみやたらと会議を録画は避けましょう。

もし容量がひっ迫してきた場合にはダウンロードしてデータ整理を行いましょう。