Metaの無料画像生成AI「imagine」のウェブ版を日本から使う方法を解説

2023年12月11日

元FacebookのMetaが画像生成AIであるImagineのウェブアプリを発表しました。

GAFAMの一角であるMetaもLLMなどのAIを開発してきましたが、FacebookやInstagramで使える画像生成AIをウェブアプリとして提供開始しました。

そこで、Metaが開発したImagineの性能はどれほどか、無料で利用できるのか、日本から利用する方法など気になるポイントを紹介します。

画像生成AI「Imagine」Web版が提供開始!

FacebookやInstagramなどのSNSを展開するMetaが2023年12月7日に画像生成AI、ImagineのWebアプリを提供開始しました。

2023年12月7日に提供開始したMeta(旧Facebook)の画像生成AIのImagineのウェブアプリ

このImagineは元々MetaがアシスタントAIとして開発したMeta AIで提供されていました。

Meta AIで提供されいていた画像生成の機能がウェブアプリとして利用できるようになりました。

MetaのImagineのウェブアプリは無料で利用可能

そんな画像生成AIのImagineが驚きのポイントは、無料で使えることです。

Metaの画像生成AIであるImagineのウェブアプリは、無料で何枚でも画像生成が可能

OpenAIもDALL-E2は無料提供されていますが、最新のDALL-E3はChatGPT PLusの課金ユーザーしか利用できません。

さらに、Imagineは生成できる画像の枚数に制限がないため、タダで何枚も画像生成することができます。

Metaの画像生成基盤モデル「Emu」活用

画像生成AIのImagineは、Metaが開発している画像生成基盤モデルから画像を生成しています。

このEmuを活用したプロダクトは、2023年11月にも発表されています。

動画生成のEmu Videoと画像編集のEmuEditです。

このようにMetaは自社開発した画像生成の基盤モデルをベースにプロダクト化を勧めています。

そのプロダクト展開としてImagineウェブ版が登場しました。

入力したプロンプトに応じた高画質な画像を4枚ほど作成してくれます。

画像生成AI・Imagineの性能はどれぐらい?

画像生成AIであるImagineの性能はどれぐらいなのでしょうか。

SNSでいくつかの画像生成AIとの生成結果を比較した投稿があったので紹介します。

1つ目はベッドルームの生成結果です。

MetaのImagineとMidjourney、Adobe、OpenAIのDALL-E3などの画像生成AIと比較したベッドルームの画像

Imagine以外にMidjourneyやAdobe、OpenAIのDALL-E3の生成画像が比較されています。

他の画像生成AIと比べても、違和感のないレベルです。

2つ目は女性の生成結果です。

MetaのImagineとMidjourney、Adobe、OpenAIのDALL-E3などの画像生成AIと比較した女性の画像

こちらもサングラスをかけているので、瞳の部分はわかりませんが、人物写真として気になるところはありません。

このように、MetaのImagineはMidjourneyやAdobe、OpenAIのDALL-E3などの画像生成AIと遜色ないレベルと言えます。

現時点で日本からImagineは利用不可

しかし、ひとつ残念なお知らせがあります。

Metaが提供開始したImagineのウェブアプリは、日本から利用できません。

現時点ではアメリカからのアクセスのみ利用可能な状態です。

2023年12月11日時点でMetaのImagineのページにアクセスして画像生成を試すと、日本からは利用できないとメッセージ

日本からもImagineのウェブアプリにはアクセスできるものの、利用しようとすると、「お住いの地域では利用できません」と表示されます。

そのため、ImagineのウェブアプリからMetaに新規ユーザー登録しても画像生成できません。

日本からでもImagineを利用する方法

ただ、日本でもImagineを利用する裏技的なやり方があるので、紹介します。

それはVPNというサービスを利用し、アメリカのサーバーを経由してアクセスする方法です。

VPN接続によってImagineにアクセスした際は「アメリカからのアクセス」と識別され、画像生成が利用できるようになります。

iPhoneやiPadなどのiOSの場合は、「VPNネコ」というアプリが利用できます。

Metaの画像生成AIであるImagineを日本から利用するため、VPNアプリのVPNネコをインストール

まず、App Storeからダウンロード・インストールします。

VPNネコのインストールが完了したらアプリを開きます。

接続先をアメリカにして、VPN接続をONにします。

MetaのImagineを利用するため、VPNネコをアメリカを設定してVPN接続

少し待つとVPN接続が確立して、「VPN接続した」と表示されます。

VPNネコを使うことでiPhoneやiPadなどでアメリカ経由のアクセスが可能です。

※なお、無料VPNアプリにはセキュリティ的なリスクもありますので、十分考慮の上で実行してください。

VPN接続ができたところで、再度Imagineのウェブアプリにアクセスします。

VPNアプリでVPN接続した状態で、Imagineにアクセスして英語でプロンプトを入力して画像を生成

まだ、英語しか対応していないので、生成したい画像のプロンプトを英語で入力します。

ログインまたはアカウント作成を求められますが、日本のFacebook、Instagramアカウントは使えないため、メールアドレスで続行します。

アメリカのアカウントが見つからないと言われるので、アカウントを作成して氏名や誕生日を入力して登録します。

アカウント作成が完了したら、入力プロンプトからImagineによる画像生成が実行され、車を運転するインコの画像が生成できました。

MetaのImagineでメールアドレスによる新規のアカウント登録が完了すると、Imagineの画像生成結果が出力

このようにVPNアプリを利用することで、日本からでもImagineを利用できるようになります。

まとめ・終わりに

今回、2023年12月7日にMetaが提供開始した画像生成AIのImagineのウェブ版についての解説と、日本からの利用方法を紹介しました。

MetaのImagineは無料で利用でき、枚数制限もなく利用できます。

MidjourneyやOpenAIのDALL-E3などと遜色のない高品質な画像を生成してくれます。

ただ、日本からのアクセスだとまだImagineは利用できません。

利用したい場合にはVPNアプリを使うことでImagineの画像生成が体験可能です。

今後、Imagineが日本からも利用できるようになるのが待ち遠しいです。