無料のRPAツール3選まとめータダで導入可能な自動化ソフト
RPAツールの多くは有料で、かつ導入費用もかなり高額です。導入にかかる金額がネックで、導入を躊躇するケースも多く見受けられます。
しかし、無料のRPAツールも存在しています。そこで、費用がかからず導入できるRPAソフトを紹介します。
RPAツールは有料が多い
RPA(Robotics Process Automation)ツールは基本的に個人の利用は想定しておらず、主に社員数も多い大企業を想定されたソフトウェアです。
そのため、無料タイプのものが少なく、基本的にどこのRPA製品も月額費用や年間利用料がかかります。
WinActorやAutomation anywhere、BizRobo!といった主要なRPA製品は非常に高額です。
初期費用や月額利用料を合計すると、年間で数百万円、中には1千万円を超える費用が発生します。
無料で使えるRPAツールも
しかし、RPAツールの中には無料で使えるものもあります。
お試し版や期間限定版といった、一時的に無料のものではなく、エッセンシャル版などで無料で継続して使えるものがあります。
RPAツール導入を試みる企業は多数ありますが、上手く導入できない会社も多いです。
有料版のRPAツールは月額費用も高額なものも多いため、活用できず費用を無駄にしてしまう会社を多く見かけます。
そういった無用の長物にならないよう、無料で使えるRPAツールを使うことは、オススメの選択です。
もし、無料版で事足りるなら、利用料を支払うことなく、働き方改革で業務削減できます。
無料RPA①「UiPath」
一つ目はRPAツールの中でも有名な「UiPath」です。
UiPathコミュニティーエディション(無償商品)の商品ページ
UiPathは日本語にも対応し、大手企業などでも多数採用実績のあるRPAツールです。
商用タイプが基本ですが、小規模事業者向けにはコミュニティ版として無料で使える機能制限モデルが用意されています。
こちらでもRPAをPoC(評価検証)には十分のスペックです。
UiPathはプログラミング不要で、ブロック型の処理を組み合わせて、RPAの自動処理を作成します。
そのため、ノンプログラマな事務系部門の方でも扱いやすい特徴があります。
UiPathのユーザーコミュニティーも充実しており、学習のしやすさもメリットに挙げられます。
無料RPA②「RPA Express」
RPA ExpressはアメリカのWorkFusion社が提供するRPAツールです。
ビジネスプランやエンタープライズプランは有料ですが、Expressプランは無料で利用できます。
最近日本語にも対応したため、日本人でも使いやすくなりました。
UiPath同様にプログラミングが必要ないため、技術者ではない人でもマウス操作のドラック&ドロップで利用できます。
ただ、実行可能なボット数が1体までとなっており、1つの業務しか業務自動化できません。
そのため、無料版では、RPAの効果を実験する程度の利用にとどまります。
無料RPA③「sikulix」
最後の紹介する無料RPAはこのブログでも使い方や入門記事を紹介しているsikulixです。
前に紹介したUiPathやRPA Expressも無料版は有料版と比較すると機能がかなり制限されていました。
しかし、sikulixはMITライセンスによって、完全なライセンスフリーですべての機能を無料で利用することができます。
プログラミングは必要にはなりますが、プログラミングを学んだことがない人でも分かりやすいPythonをベースにした言語です。
コマンドもdoubleClickやType、Pasteといった見たら意味が分かるものも多く、習得しやすいです。
sikulixでは業務自動化プログラムは無制限に何個でも実行可能です。
そのため、業務削減、働き方改革に多く成果を発揮します。
私の例でいうと、5つ近くの業務自動化を行っています。
これまでの人手による作業では週次が限界だったものも、日次で行えるようになり、よりリアルタイムなデータ収集が可能になりました。
sikulixの導入・インストール手順の詳細解説はこちら↓
まとめ・終わりに
今回、無料で利用できるRPAツールを3種類紹介しました。
UiPathの無料版は、小規模事業者が利用する程度なら十分RPAで業務自動化を図ることができます。
プログラミングが不要な点も導入しやすさのメリットがあります。
RPA Expressも同様にプログラミング不要ですが、以前よりも無料で利用可能な範囲が狭まっている印象です。
sikuliはRPA自動化処理を作成するにはプログラミングが必須ですが、すべての機能を完全無料で利用できます。
RPAツールは有料のものが多く、さらに利用料も高額なため、まず無料でRPAの効果検証するのが必要です。
ぜひ、会社の状況と体制に合わせて、どのRPAツールがよいか選択してみて下さい。
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