sikulixのサポートOSまとめ～Windows、Mac、Linuxの対応バージョン
sikuliはWindowsOSだけでなく、MacやLinuxなど様々なOSでの動作をサポートしています。各種OSの中でもサポートしているバージョンと、すでにサポート終了しているバージョンもあります。
そこで、最新のsikulix1.1.4でサポートしているOSについて調査してまとめてみました。
sikuliはWindows以外にMac、Linuxもサポート
sikuliはRPAソフトウェアで、業務自動化やオートメーションのために活用されます。業務用パソコンのOSであるWindowsで利用する印象が強いです。
しかし、実はWindowsOS以外にも、アップルのMAC OSXでもsikuliを利用することができます。
さらに、CentOSやUbuntuなどのLinux系OSでもsikuliをインストールし、利用することが可能です。
sikulix1.1.4でサポートしているOSを調査
そこで、今回2019年9月現在で最新バージョンのsikulix1.1.4でサポートされているOSについて調査してみました。
※古いバージョンのsikuliの対応バージョンとは異なる可能性があります。
WindowsOSのサポートバージョン
sikulix1.1.4のWindowsOSのサポートしているバージョンは、公式HPのQUICKSTARTによると、「WindowsXP、または以降のバージョン」とあります。
- Windows XP
- Windows vista
- Windows 7
- Windows 8
- WIndows 8.1
- Windows 10
sikuli公式HPのサポート状況を見る限り、WindowsOSを提供するマイクロソフトによる公式サポートも切れているWindows XPやWindows vistaでも利用可能なようです。
Sikulix本家のQuickStartページによると、「sikulix1.1.4は一般に64bitOSのみをサポート」と記載がありました。またJavaも64bitに揃える必要があります。
※下記でsikulixのインストール時の注意点をまとめています。
MacOSのサポートバージョン
sikulix1.1.4のMac OSに対応したサポートバージョンは、公式ページにはMac OSX 10.6とそれ以降のバージョンと記載されています。
そのため、以下のバージョンがサポート対象です。
- Mac OS X 10.6
- Mac OS X 10.7
- OS X 10.8
- OS X 10.9
- OS X 10.10
- OS X 10.11
- macOS 10.12
- macOS 10.13
- macOS 10.14(sikulix1.1.4の開発環境)
MacOSの場合、強制的にOSのバージョンアップが行われるため、それほどOSのバージョンまで気にする必要はなさそうです。
LinuxOSのサポートバージョン
LinuxOSのsikulixサポートバージョンですが、CentOSやUbuntuを含め、様々なディストリビューションで利用可能です。
ただし、最新のsikulix1.1.4からは、デフォルトのLinuxOSのままでは利用することができません。
各OSに対し、ライブラリOpenCVおよびTesseractに加えて、パッケージwmctrlおよびxdotoolを導入・インストールする必要があります。
sikulix1.1.4はUbuntu 18.04の仮想環境を開発環境で使用しているそうです。
AndroidやiOSなどのモバイルOSは未対応
2019年9月現在、最新版のsikulix1.1.4では、モバイルOSには未対応です。
そのため、GoogleのモバイルOS「Android」や、Appleの「iOS」でsikulixを動作させることはできません。
ただ、モバイルOSの仮想環境やVNC(Virtual Network Computing:ネットワーク遠隔操作)であれば、動作させることができる可能性があると、sikuli公式HPで言及しています。
将来的にはsikulixをモバイルOSでも利用できる機能が実装することも見込まれています。
まとめ・終わりに
今回、最新版のsikulixで利用可能なOSのバージョンを調査してまとめてみました。
sikuliは事務や業務で最も利用されているWindowsのパソコンで使用するイメージがありますが、MAC OSXのMacbookやLinuxなどでも導入することができます。
調査した限りでは各OSの色々なバージョンでも対応している模様です。
sikuliを導入する際は、利用したいOS・環境に対応しているか確認しておくことがオススメです。