Google Ad Managerの料金は?費用のかからない無料版と360の有料版も
広告配信管理プラットフォームのGoogle Ad Manager導入で気になるポイントは料金です。
サイト規模が大きいと有料の360版が必要ですが、実は費用が0で利用できる無料版のアドマネージャーがあります。
Google Ad Managerは無料利用可能
Google Ad Managerは、Google Adsenseの上位互換の広告配信サービスで、多くのメディアで利用されています。
新聞社や雑誌社のWebメディアでもGoogle Ad Managerが利用されているため、利用料金がかかると思いがちです。
しかし、実はGoogle Ad Managerは料金がかからず、無料で利用することが可能です。
このAutoworkerでもアドマネージャーを導入しましたが、料金は発生しておらず、タダで広告配信できています。
広告配信9000万インプレッションまでは料金が無料
無料版Google Ad Managerには、広告配信できるインプレッション数に上限が設けられています。
Google Ad Managerの利用規約によると、月間9000万インプレッションまでは無料で利用できると明記されています。
※DFPというのは、Google Ad Managerの旧製品名でDoubleclick For Publisherの略称です。
Google Ad Manager上で作成した、すべての広告ユニット(広告枠)の月間インプレッション数が9000万impを超えた場合、超過した配信数の料金を求められることになります。
アドセンスやアドエクスチェンジのインプレッションは含まず
なお、前述した無料で配信できる月間インプレッション数の対象には、アドセンスやアドエクスチェンジのインプレッションは含まれません。
純広告と呼ばれる予約型広告や、アドセンスやアドエクスチェンジ以外のネットワーク広告、そうした広告が適用されない場合の自社広告がカウント対象です。
実際広告配信される割合としては、アドセンス(アドエクスチェンジ)はかなりのパーセンテージを占めています。
そのため、Google Ad Managerのインプレッション数の合計が9000万を超過していても、アドセンスやアドエクスチェンジの分が除外され、配信料が発生しないこともあります。
月間1000万PV以下のサイトなら無料版で十分
ただ、Google Ad Managerで月間9000万インプレッションを超える広告を配信するサイトというのは、かなり大規模なサイトです。
1ページあたりに平均9個の広告ユニットを設置しているサイトの場合、月間1000万ページビューが配信数を超過する規模です。
さらに、そこで配信している広告のうち、Googleのネットワーク広告であるアドセンスのインプレッションは前述した通り、対象外となります。
そうした点から月間1000万PV以下のサイトであれば、無料版のアドマネージャーで十分賄うことができます。
有料版のGoogle Ad Manager 360も
もし、月間9000万インプレッションの上限を超えるようになった場合、有料版のGoogle Ad Manager 360にアップグレードされます。
Google Analyticsなどもそうですが、有償版になると「360」という名称が付与され、上限が撤廃されます。
英語版のGoogle Ad Manager 360の画面なので、比較が難しいですが、無料版と有料版には機能に差があります。
有料版のアドマネージャーにはメニューに「Sales(日本語版はセールス)」が用意され、PMP(プライベートオークション:Private Market Place)やPD(優先取引:Preferred Deal)がアドマネージャーで可能です。
その他にも動画メニューが用意され、動画広告も他のサービスから動画クリエイティブを連携できます。
保護メニューでは、無償版よりも細かくブロック条件を設定して、メディアに不適切な広告を抑止可能です。
こうした点で、料金がかかる有償版Google Ad Manager 360は、無償版にはない大手メディアが広告運用するために必要な機能が備わっています。
まとめ・終わりに
今回、Google Ad Manager利用にあたっての料金について紹介しました。
Google Ad Managerは広告配信数が月間9000万インプレッションまで料金がかからず、無料で利用することができます。
上限の月間9000万インプレッションはアドセンスやアドエクスチェンジのGoogleの広告ネットワークは除外されます。
そのため、月間1000万ページビューを超えないメディアやブログでは無料版のGoogle Ad Managerで十分です。
月間数億PVあるようなメディアの場合は、各種サポートもあり、機能追加された有料版Google Ad Manager 360の利用になります。
ただ、多くのメディアやブログの場合は、料金が発生せずにアドマネージャーを使えるので、費用を気にせず、Google Ad Managerを利用しましょう。
小技TipsGoogle Ad Manager,Google Ad Manager 360,料金,無料
Posted by yamamoto
関連記事

Googleサイト運営者コンソールとは?アドマネージャーの広告配信を調査・検証!
Google Ad Managerを導入しているサイトでは、設置した広告タグがサ ...

Google Ad Managerによるターゲティング広告の15種類の配信設定を解説!
Google Ad Managerでは、配信する広告の出し分け、いわゆるターゲテ ...

Gemini APIの利用料金を解説!GPT4やChatGPTのAPIと費用比較
Gemini Proが使えるGemini APIが2023年12月13日に公開さ ...

Google Ad Managerのプレースメントの使い方は?広告ユニットをグルーピング
Google Ad Managerには、広告ユニットを束ねることができるプレース ...

OpenAIのAPI利用の料金を解説!文章生成AIと画像生成AIの費用を説明
AIの研究を進める研究開発団体OpenAIは、様々なAIサービスが利用できるAP ...
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません