Googleチャットで引用返信は可能?2021年4月時点ではできないので代替案を紹介

チャットツールでは色々なやり取りが飛び交うため、どの内容に返信したか表す引用返信がよく用いられます。

Googleチャットでも引用返信ができるのか?解説します。

Googleチャットは引用返信が不可※2021年4月時点

最初に結論から書いてしまうと、Googleチャットには引用返信の機能が用意されていません。

※2021年4月時点の情報です。

そもそもGoogleチャットは、SlackやTeamsなどの競合のチャットツールに比べると、シンプルなUIになっています。

引用返信の他にも、箇条書きなどの整形する機能は用意されていません。

Googleチャットでは太字やコードブロックなどの文字装飾の書式が設定できるぐらいです。

Googleチャットで書式ありのメッセージを投稿!太字やコードブロックで文字装飾

ただし、それが悪いというわけでなく、分量がある文章のやり取りはGoogleドキュメントやスライドを共有することを主眼にしていると推測されます。

ただ、引用返信はチャット機能として欲しい…

Googleチャットはシンプルな構成でテキストの書式機能は、チャットツールの中でも最も簡便です。

しかし、チャットでのやり取りの中で、引用返信はやり取りの齟齬をなくすためにもユーザーとして欲しい機能です。

特に複数のメンバーでやり取りするグループチャット(チャンネル)では、色々な人がそれぞれにメッセージを投稿します。

Gogogleチャットでグループチャットやチャットルームでは複数のメンバーとやり取りで返信が大変

どの投稿に対する返信かというのがわかる引用返信は、認識の齟齬や誤解を防ぐことができます。

また、個人間のダイレクトメッセージでも、たくさんのメッセージを送ってくる人がいる場合に、引用返信が有効です。

こうした点から、Googleチャットにも機能として、引用返信が実装されているとうれしいところでした。

Googleチャットで引用返信の代替案

Googleチャットで引用返信の代替となるような方法はないのでしょうか?

引用返信のように返信内容を相手に伝えることができる方法があります。

それは、Googleチャットのメッセージ書式から「コードブロック」を利用する方法です。

コードブロックはバッククオート(`)で囲んだ範囲をプログラムなどのコード引用として使うサービスですが、他の用途にも使うことができます。

そこで、引用返信の代替として、相手の送信内容で返信部分をコードブロックにしてしまえば、引用返信のようにメッセージを投稿可能です。

Googleチャットで引用返信は不可能なので、代替案としてコードブロックを使った、返信内容を明示する方法を紹介

コードブロックを引用返信の代替法として活用することで、引用返信ができないGoogleチャットでもやり取りの齟齬をなくすことができます。

また、相手の投稿メッセージの内容が長い場合は、複数行に対応したコードブロックを利用できます。

Googleチャットの複数行のコードブロックを使い、2行以上のメッセージを引用して返信

こうすることで、長いメッセージに対する引用返信も擬似的に実現できます。

まとめ・終わりに

今回、2021年4月時点でGoogleチャットでのメッセージ投稿には、引用返信機能がないことを紹介しました。

Googleチャットはシンプルなデザインのため、メッセージ装飾表現が乏しく、引用返信を行うことができません。

ただ、引用返信はテキストベースのやり取りでは認識の齟齬をなくすために便利な機能です。

そこで、Googleチャットではコードブロック機能を引用返信の代替として使うのがオススメです。

相手のメッセージをコードブロックで囲うと、他のチャットツールの引用返信と同じように、他のメッセージ文と区別しやすくなります。

コードブロックを引用返信の代わりに活用することで、どのメッセージに対する返信か明示できるので、ぜひ活用ください。