Google Analytics APIの指標・ディメンション名称の日本語対応表まとめ【2021年版】※GA4未対応
Google Analytics APIでは、アクセス解析ソフトのグーグルアナリティクスで閲覧できる、ページビューやユーザー数などのレポートデータを取得できます。
グーグルアナリティクスで閲覧している指標・ディメンションについてAPIでどのように指定するかまとめてみました。
※Google Analytics APIは新しいGA4には未対応なので、従来版のグーグルアナリティクスが対象です。
GAの指標・ディメンションはAPIでどう取得するか?
グーグルアナリティクス(GA)のデータを取得できる「Google Analytics API 」の利用に際して覚える必要があるのが、「GAの指標名・ディメンション名とAPIでの対応」です。
グーグルアナリティクスは日本語化されており、日本人でも利用しやすいです。

しかし、指標名やディメンション名が日本語化されてしまっているため、Google Analytics APIを利用する際には、各指標をAPIでどう取得するか知る必要があります。
※英語版のGAなら、指標名がそのままAPIで利用できるため、分かりやすいです。
例えば、ページビュー数の指標をGoogle Analytics APIで取得する場合は「ga:pageviews」、年齢のディメンションを取得する場合は「ga:userAgeBracket」です。
日本語の指標名やディメンション名をそのまま英訳したようなものもあれば、さらに追加の情報が必要なものもあります。
そこで、グーグルアナリティクスで使用している指標・ディメンションを、Google Analytics APIで呼び出す方法を対応表としてまとめてみました。
Google Analytics APIの指標
Google Analytics APIで引数として指定が必須な指標名のグーグルアナリティクスとの対応表をまとめました。

グーグルアナリティクスの基本的な指標(10種類)
まずは、グーグルアナリティクスのユーザーレポートで、よく利用するページビューやユーザー数、直帰率、コンバージョン数などの指標をまとめました。
これらの指標はグーグルアナリティクスでもよく閲覧されているため、Google Analytics API から値を取得する際にも参照する頻度が高いです。
| GAの指標 | APIの指標名 |
| ページビュー数 | ga:pageviews |
| セッション数 | ga:sessions |
| ユーザー数 | ga:users |
| 新規ユーザー数 | ga:newUsers |
| ページ/セッション | ga:pageviewsPerSession |
| 直帰率 | ga:bounceRate |
| イベント数 | ga:totalEvents |
| 平均滞在時間 | ga:avgTimeOnPage |
| 全コンバージョン数 | ga:goalCompletionsAll |
| コンバージョン率 | ga:goalCompletionsRateAll |
Google Analytics API の指標名(応用編)
応用編では、基本的な内容に追加で分析する指標に加え、サイトの表示速度などのシステム面の指標、GoogleAdsenseの収益の指標を8種類紹介します。
| GAの指標 | APIの指標名 |
| ユーザー当たりのセッション数 | ga:sessionsPerUser |
| 離脱率 | ga:exitRate |
| 平均読み込み時間 | ga:avgPageLoadTime |
| 平均サーバー応答時間 | ga:avgServerResponseTime |
| オーガニック検索 | ga:organicSearches |
| Adsenseの収益 | ga:adsenseRevenue |
| パブリッシャーの収益 | ga:totalPublisherRevenue |
| ヒット数 | ga:hits |
平均読み込み時間や平均サーバー応答時間が遅い場合、ユーザーがページを閲覧するために待っている可能性があります。
サイトヘルスの面や広告による収益などを確認したい場合にこれらの指標をAPIで指定して取得しましょう。
Google Analytics APIのディメンション
次にグーグルアナリティクスのディメンションについて、Google Analytics APIとの対応表をまとめます。
指標よりもディメンションの方が種類が豊富なので、基本的なディメンションと応用編合わせて、分析軸でよく使う25種類のディメンションのAPI対応表を用意しました。
グーグルアナリティクスの基本的なディメンション(10種類)
| GAのディメンション | APIのディメンション名 |
| ページ | ga:pagePath |
| ページタイトル | ga:pageTtitle |
| ランディングページ | ga:landingPagePath |
| 参照元 | ga:source |
| 参照元/メディア | ga:sourceMedium |
| デフォルトチャネルグループ | ga:channelGrouping |
| イベントカテゴリ | ga:eventCategory |
| イベントラベル | ga:eventLabel |
| イベントアクション | ga:eventAction |
| 日付 | ga:date |
ページやページタイトルなどは、プライマリーディメンションによく設定する指標です。
どこからの流入元かという点で、参照元や参照元メディア、デフォルトチャネルグループをセカンダリディメンションで設定します。
その他にGoogle Tag Managerでスクロール率や読了率などのイベント計測している際によく使うイベント周りのディメンション3種です。
グーグルアナリティクスのAPIのディメンション対応表(応用編15種)
| GAのディメンション | APIのディメンション名 |
| 性別 | ga:gender |
| 年齢 | ga:userAgeBracket |
| データソース(WebかAMPかなど) | ga:dataSource |
| ソーシャルネットワーク | ga:socialNetwork |
| オペレーティングシステム | ga:operatingSystem |
| デバイスカテゴリ | ga:deviceCategory |
| ブラウザ | ga:browser |
| 市町村 | ga:city |
| 地域(都道府県) | ga:region |
| モバイルデバイスブランド(メーカー名) | ga:mobileDeviceBrand |
| モバイルデバイスモデル(機種名) | ga:mobileDeviceModel |
| 購買意向の強いセグメント | ga:interestMarketCategory |
| クライアントID | ga:clientId |
| カスタムディメンション1 | ga:dimension1 |
ユーザーの性別や年齢、利用しているデバイスやOS、地域などの情報を参照することで、よりユーザーを絞り込むことができます。
どの地域からアクセスが多いか、性別×年齢層ではどこのユーザー層が閲覧しているかといったグーグルアナリティクスの指標を見ているだけでは得られない切り口でデータが見れます。
また、グーグルアナリティクスの「ユーザーエクスプローラー」のレポート画面で取得できるクライアントIDも取得することができ、匿名なユーザーのサイト内での行動も取得できます。
Google Analytics APIの指標・ディメンションの確認方法
Google Analytics APIで使用する指標(メトリクス)とディメンションの名称を確認する場合は、Query Explorerがオススメです。
metricsやdimensionにワードを打ち込むと候補のメトリクス名とディメンション名が表示されます。
※Query Explorerの使い方は上記の記事で解説しています。
Google Apps ScriptでGoogle Analytics APIを実行する方法
今回紹介したGoogle Analytics APIを使って、Google Apps Script(GAS)でアナリティクスのデータを取得する方法について、以下の記事で解説しています。
GASはGoogleが提供している各種APIサービスと相性がよく、Google Analytics APIもスクリプトエディタから有効にするだけで簡単に利用可能です。
グーグルアナリティクスのデータをGASで取得し、処理した後にスプレッドシートに書き出すといったコードを書くことができます。
まとめ・終わりに
今回、グーグルアナリティクスのレポートデータを取得できるGoogle Analytics APIの指標名とディメンション名の対応表をまとめました。
グーグルアナリティクスのレポート画面では指標・ディメンションは日本語ですが、Google Analytics APIでは英語になっています。
そこで、よくアクセス解析のレポートで利用する指標とディメンションについて対応表を用意しました。
Google Analytics APIのチートシートとして、ご活用ください。























ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません