リクルートA3RT「Talk API」の登録とAPIキー発行手順を解説!チャットボット利用に

リクルートが提供しているAIサービス「A3RT」の中に、チャットボット作成などに活用できる「Talk API」があります。

A3RTの「Talk API」の登録方法とAPIキーを発行する手順を解説します。

リクルートのA3RTはAIのAPIサービス

リクルートはホットペッパーやじゃらんなど様々はAI利用したサービスを運営しています。

そうしたサービス活用で得られたAIの技術を「A3RT(アートと呼びます)」として公開しています。

リクルートが公開しているAIサービス「A3RT」

A3RTが便利点としては、APIでAIを手軽に利用することができることです。

A3RTのサービスに利用登録し、APIキーを取得すれば、簡単にAIを使えるようになります。

Talk APIはLSTMによる応答文を生成

そうしたリクルートのAIサービス「A3RT」の中に「Talk API」というプロダクトがあります。

リクルートのAIをAPIで利用できる「A3RT」のプロダクトの1つ「TalkAPI」の説明

Talk APIはLSTM(Long Short Term Memory)というニューラルネットワークの技術を利用しています。

これによってTalk APIにメッセージを送れば、それに呼応する日常会話を返すことが可能です。

さらにTalk APIではAIによる学習が行われ、より自然な会話ができるようになると説明されています。

Talk APIの登録とAPIキー発行手順

Talk APIを利用するための登録とAPIキーを発行する方法を解説します。

1.リクルートA3RTのページから、上部にあるヘッダーメニューから「PRODUCT」を選択します。

リクルートのA3RTのページでTalkAPIにアクセスするため、メニュー「PRODUCT」をクリック

2.A3RTのプロダクトの中からスクロールして「TalkAPI」の項目が表示されたら、「MORE」をクリックします。

A3RTのプロダクト一覧からTalk APIで詳細を選択

3.Talk APIのページ下部に表示されている「API KEY 発行」をクリックします。

リクルートA3RTのTalk APIページにある「API KEY 発行」をクリック

4.Talk APIのAPI発行画面で「利用規約、プライバシーポリシーに同意する」にチェックを入れます。

Talk APIのAPIキーを発行して利用登録するために利用規約のチェックボックスを入力

5.すると、利用規約とプライバシーポリシーが表示されるので、下までスクロールして「同意する」をクリックします。

リクルートA3RTのTalk APIを利用登録して、APIキーを発行するため利用規約とプライバシーポリシーに同意

6.Talk APIの利用登録して、APIキーを受け取るメールアドレスを入力し、「送信」をクリックします。

リクルートA3RTのTalk APIで利用登録・APIキー発行するメールアドレスを入力し、送信ボタンをクリック

7.「確認メール送信」と表示されるので、入力したメールアドレスの受信を確認します。

リクルートA3RTのTalk APIの確認メール送信画面

8.送信したメールアドレスにA3RTの確認メールが届いているはずなので、URLをクリックします。

Talk APIの利用登録に入力したメールアドレスに届いたA3RTからのメールに記載されたリンクをクリックして遷移

9.リンククリックで「API KEY送信」の画面が表示されれば、登録+APIキー発行作業は完了です。

リクルートA3RTのTalk APIの利用登録が完了。APIキーが発行されメールアドレスに送付されている

再度メールアドレスを確認すると、Talk APIのAPIキーが発行されたメールが受信できているはずです。

Talk APIのAPIキーが書かれたメール。APIキーの再発行ができないので大切に保管

なお、Talk APIを含むA3RTのAPIキーは再発行をサイトで実施できないため、このメールはきちんと保管しておく必要があります。

APIキーを使ってTalk APIデモを実行

先ほど登録・取得したAPIキーを使って、Talk APIのデモ実行をでもしたいと思います。

Talk APIにはデモページも提供されていて、APIキーさえあればTalk APIにどんなメッセージを送ると、どんな返答があるかテスト可能です。

1.Talk APIデモページにアクセスします。

2.Talk APIのデモ画面でAPIキーの入力が求められるので、入力してOKをクリックします。

リクルートA3RTのTalk APIのデモページは最初にAPI入力が求められる

3.Talk APIが実行できるようになったので、試しにメッセージを入力します。

リクルートA3RTのTalk APIの利用登録とAPIキー発行後、デモページで実際の応答を確認

挨拶と世間話の代表格とも言える天気のメッセージを送ってみましたが、それらしい回答が返信されてます。

Talk APIのデモページを利用することで、どういったメッセージが帰ってくるか、確認できるとともに、フィードバッグもできるようです。

Talk APIでAIチャットボットが開発可能

Talk APIを使えば、AIによるメッセージの自動応答部分が実装することができます。

通常、AIを使ったチャットボット機能を一から開発すると、AIの選定から学習データの準備、AIのシステム組み込みまで必要です。

その点、A3RTのTalk APIであれば、テキストメッセージをAPIで送れば、AIによる応答メッセージが返ってきます。

これによって、AIチャットボットがとても簡単に実現できます。

まとめ・終わりに

今回、リクルートが提供するTalk APIの利用登録とAPIキー発行手順を紹介しました。

リクルートのA3RTのAIサービスの1つであるTalk APIはメッセージを送れば、それに対する応答メッセージをAIが用意してくれます。

自分でAIモデルを用意する必要なく、メッセージに応答してくれるAIチャットボットがTalk APIで簡単に実装可能です。

今回、 APIキーを取得し、Talk APIのデモページで応答メッセージを返してみました。

残念ながら人間のレベルの応答メッセージは返せませんが、それらしい返信はしてくれます。

AIチャットボットをまず作ってみたい場合に、Talk APIをぜひ活用してみてください。