【2020年版】Googleスプレッドシートのオーナー権限の変更・移譲する方法

Googleスプレッドシートは作成したユーザーが所有者となり、オーナー権限を保有します。

今回、スプレッドシートのオーナー権限を変更し、他のユーザーに移譲する方法を解説したいと思います。

※2020年5月時点の最新の設定方法です。

スプレッドシートは作成者=オーナーに

Googleスプレッドシートでは新規作成したユーザーが所有者になります。

その結果、所有者に最も権限の強いオーナー権限が付与されます。

Googleスプレッドシート作成時、作成者が所有者となり、オーナー権限を持つ

オーナー以外の他のユーザーには、編集者や閲覧者などの権限を与えることでスプレッドシートを共有することができます。

スプレッドシートのオーナー権限は移譲可能

スプレッドシートのオーナー権限は、ファイルを作成者から他のユーザーに変更することもできます。

会社などの組織においては、同じ人がいつまでも同じ業務を担当するわけではなく、担当替えや異動があります。

そうした場合には担当者が保持していたスプレッドシートのデータのオーナー権限を次の担当者に移譲します。

オーナー権限を変更する条件

スプレッドシートのオーナー権限を移譲する前提条件は以下の2つがあります。

  1. 他のユーザーとスプレッドシートの該当ファイルを共有していること
  2. 共有しているユーザーの権限は「編集者」であること

これらの条件が満たされていない場合には、オーナー権限の変更はできません。

事前に前提条件を満たすように、ユーザーを指定した編集権限の共有を行いましょう。

※スプレッドシートの共有設定は以下を参照ください。

【2020年版】Googleスプレッドシートで共有権限とリンク共有する手順を図説

スプレッドシートのオーナー権限の変更方法

スプレッドシートのオーナー権限を設定変更する手順を解説します。

前提条件のように、すでにスプレッドシートに共有設定で他のユーザーに編集者の権限が設定されているとします。

1.スプレッドシートの右上にある緑色の共有ボタンをクリックします。

Googleスプレッドシートでオーナー権限を移譲するための前提条件は、他のユーザーに編集権限が設定されていること

2.オーナー権限を移譲したいユーザーの右側にある「編集者▼」をクリックします。

Googleスプレッドシートの共有設定で、編集者からオーナーにするを選択する

3.いくつかの権限が表示される中、「オーナーにする」をクリックします。

Googleスプレッドシートのオーナー権限を変更する場合には、注意喚起のメッセージが表示される

4.「このユーザーをオーナーにしますか?」と確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。

以上の4Stepでスプレッドシートのオーナー権限の移譲は完了です。

Googleスプレッドシートでオーナー権限を変更した場合の表示

なお、一度オーナー権限を移譲した場合、元のユーザー側でオーナー権限を取り戻すことはできません。

オーナーを移譲されたユーザー側で元のユーザーにオーナー権限を再設定する必要があります。

スマホアプリではオーナー権限の変更は不可能、ブラウザのみ可能

なお、スプレッドシートのオーナー権限変更はパソコンのブラウザからのアクセスのみ実施できます。

iOSやAndroidなどのスマホアプリからは共有設定はできますが、オーナー権限の移譲はできません。

そのため、オーナー権限変更する場合は必ずブラウザ経由でスプレッドシートを開きましょう。

まとめ・終わりに

今回、Googleスプレッドシートでオーナー権限を他のユーザーに変更する方法を紹介しました。

紹介したオーナー権限の移譲方法を利用することで、自分で作成していないスプレッドシートもオーナー権限を保持することができます。

企業や部署などの組織では、担当者の業務変更や異動によってスプレッドシートも引き継ぎが必要になります。

グループでスプレッドシートを利用している場合はオーナー権限の変更など権限管理を適切に行いましょう。