GASプロジェクトのプロジェクトキー現行IDE確認方法(getProjectKey)

Google Apps Script(GAS)のプロジェクトを作成した際には、プロジェクトキーが発行され、TwitterAPIのコールバックURLなどに活用できます。

以前のIDE(クラシックエディタ)での確認はGUIで可能ですが、現行スクリプトエディタでは確認方法が異なるのでgetProjectkeyメソッドでの確認方法を解説します。

GASプロジェクトキーはTwitter APIで利用

Google Apps Script(GAS)でプロジェクトを作成すると、プロジェクトキーが発行されます。

このプロジェクトキーは元々はライブラリIDとして利用されていました。

GASのアップデートでライブラリを検索する際にはスクリプトIDに変更され使う機会は少なくなっています。

しかし、TwitterのAPIをGASで認証する際に、コールバックURLとしてプロジェクトキーを含んだURLを指定する際に必要です。

そのため、TwitterAPIを活用したGASスクリプトではプロジェクトキーはまだまだ必要になります。

現行スクリプトエディタ(IDE)ではプロジェクトキーが見当たらない

Google Apps Script(GAS)のプロジェクトを作成すると、スクリプトエディタが起動します。

2020年にクラシックエディタからアップデートされたGoogle Apps Script(GAS)のスクリプトエディタ画面

現在のエディタは2020年にアップデートされ、モダンなIDEになりました。

ただ、現行のGASスクリプトエディタのプロジェクト設定を確認しても、プロジェクトキーは見当たりません。

Google Apps Script(GAS)のスクリプトエディタにあるプロジェクト設定にはスクリプトIDはあってもプロジェクトキーは存在しない

GASプロジェクト設定画面を確認しても、スクリプトIDはありますが、プロジェクトキーは確認できません。

旧IDE(クラシックエディタ)ならGUIで確認可能

以前のGoogle Apps Script(GAS)のスクリプトエディタであるクラシックエディタでは、プロジェクトのプロジェクトキーがGUIで確認できるようになっています。

GASクラシックエディタでのプロジェクトキーの確認方法は以下の通りです。

Google Apps Script(GAS)のプロジェクトキーをGUIで確認するため、クラシックエディタに戻し

1.GASスクリプトエディタの上部メニューにある「クラシックエディタを使用する」を選択します。

Google Apps Script(GAS)のクラシックエディタに戻す理由をGoogleフォームのアンケートで尋ねられるので適当に回答

2.なぜ、クラシックエディタを使用するのかアンケートがあるので、適当に回答し「送信」を押します。

Google Apps Script(GAS)のクラシックエディタでメニューを選択し、「プロジェクトのプロパティ」を選択

3.GASのクラシックエディタが表示されたら、メニューバー「ファイル>プロジェクトのプロパティ」を選択します。

Google Apps Script(GAS)のクラシックエディタのメニュー「プロジェクトのプロパティ」でプロジェクトキーが確認可能

4.プロジェクトのプロパティ画面の情報タブにプロジェクトキーが表示されています。

このようにクラシックエディタであれば、GUI操作でGASプロジェクトのプロジェクトキーが確認可能です。

クラシックエディタは2022年9月完全廃止

これまでであれば、Google Apps Script(GAS)のプロジェクトでプロジェクトキーを確認したい場合は、クラシックエディタに戻せば、上記手順でプロジェクトキーを確認できました。

しかし、先程スクショしたクラシックエディタの画面にも上部のバナーで表示されている通り、クラシックエディタは2022年9月に廃止されます。

GASのクラシックエディタ(旧IDE)が2022年9月で完全に廃止!エディタ切り替えが不可能に

そのため、2022年9月になり、クラシックエディタが完全廃止されると、前述したGASプロジェクトキーの確認ができなくなります。

現行GASスクリプトエディタでのプロジェクトキー確認方法

そこで、現在のGoogle Apps Script(GAS)のIDEであるスクリプトエディタで、プロジェクトのプロジェクトキーを確認する方法を解説します。

現行GASスクリプトエディタでは、冒頭お伝えしたようにGUI上ではプロジェクトキーが確認できません。

しかし、スクリプトとしてプロジェクトキーを確認できるメソッドが用意されています。

ScriptApp.getProjectKey()

ScriptAppオブジェクトのgetProjectKeyメソッドを実行すると、プロジェクトキーが文字列(String型)の戻り値として取得できます。

実際にgetProjectKeyの実行結果をログ出力して、プロジェクトキーを確認するサンプルコードを実行してみます。

Google Apps Script(GAS)の現行スクリプトエディタでプロジェクトキーを確認するため、ScriptApp.getProjectKeyメソッドを実行するサンプルコードとプロジェクトキーのログ出力結果

console.logでgetProjectKey()メソッドを実行すると、実行ログにGASプロジェクトのプロジェクトキーが表示されています。

このように現行のGASスクリプトエディタでは、スクリプトでプロジェクトキーを確認します。

まとめ・終わりに

今回、Google Apps Script(GAS)のプロジェクトファイルのプロジェクトキーを現行IDE(スクリプトエディタ)で確認する方法を紹介しました。

古いエディタ(クラシックエディタ)ではプロジェクトキーは「メニュー>プロジェクトのプロパティ」で確認可能です。

しかし、クラシックエディタは2022年9月に廃止するため、使えなくなります。

そこで、現行のGASスクリプトエディタではScriptApp.getProjectKey()でプロジェクトキーを確認します。

以前に比べると面倒ですが、ほぼ1行のコード実行でプロジェクトキーを確認できるので、プロジェクトキーが必要な場合は今回紹介した方法で確認してみてください。