スプレッドシートでカタカナをひらがなに変換する方法~GAS独自関数のコピペで実行可能

Googleスプレッドシートでカタカナの文字列が入力されているセルをひらがなに変換したいケースがあります。

スプレッドシートの標準関数ではカタカナ→ひらがな変換ができないため、Google Apps Script(GAS)を利用して変換する方法を解説します。

※後述するGAS独自関数を、解説手順に従ってコピペすれば、簡単に実装可能です。

スプレッドシートでカタカナをひらがなに変換

Googleスプレッドシートで様々な文字データを扱っていると、カタカナをひらがなに変換したいケースがあります。

スプレッドシートに入力されたカタカナをひらがなに変換したいシーン

こどもや日本語を習っている外国人に情報を伝える際に、ひらがなだと伝えやすいことがあります。

ひらがなとしてアウトプットしたいけど、事前に用意した文字列データがカタカナであった場合、文字変換が必要です。

そんなときに、スプレッドシートでカタカナをひらがなに変換できると便利です。

スプレッドシートにはカタカナ→ひらがな変換関数はない

残念ながら、Googleスプレッドシートにはカタカナの文字をひらがなに変換する標準関数は用意されていません。

スプレッドシートは、アメリカの会社であるグーグル社が開発しています。

そのため、基本的に英語をベースとした文字列を操作する関数はあるものの、日本語に特化した関数というのは一切ありません。

そうした仕様から、スプレッドシートにある機能だけではカタカナをひらがなにすることは不可能です。

なお一方、マイクロソフトの同じ表計算ソフトのエクセルにはふりがな機能が搭載されていて、カタカナをひらがなに変換することができます。

GAS独自関数でカタカナ変換が可能に

ではスプレッドシートでカタカナをひらがなに変換する方法はないのかといえば、そうではありません。

Google Apps Script(GAS)を使えば、カタカナ変換する独自関数を自作することができます。

GASはグーグル社が提供するスクリプトサービスで、Javascriptのようなプログラミング言語で文字列を変換する処理が実装可能です。

スプレッドシートからメニューにある「ツール>スクリプトエディタ」から、Google Apps Scriptを利用することができます。

スプレッドシートのメニュー「ツール」からスクリプトエディタを開く

スプレッドシートから開いたGASスクリプトエディタで書いたコードは、独自関数としてスプレッドシートのセルから呼び出せます。

つまりGASでセルの文字列(カタカナ)をひらがなに変換する処理の独自関数を用意し、スプレッドシートで数式のように記述すれば、カタカナ→ひらがな変換が実現可能です。

カタカナ→ひらがな変換のGAS独自関数設定

実際にスプレッドシートのセルに入力されたカタカナの文字列をひらがなに変換するGoogle Apps Script(GAS)の独自関数を設定してみます。

カタカナ変換したいスプレッドシートを開いた状態で、先程紹介したようにメニュー「ツール>スクリプトエディタ」を開きます。

スクリプトエディタが開くので、下記のGASコードを貼り付けて、Ctrlキー+Sで保存します。

//スプレッドシートでカタカナをひらがなに変換カスタム関数
//機能的にはふりがなを出力するため、漢字→ひらがなも可能
function getPhonetic(word) {
  //スペースや改行などの特殊文字はすべて取り除く
  word = word.replace(/[\r\n\t\s]+/g,"");
  //よみたんAPIのリクエストURLにひらがなに変換したいカタカナ文字をパラメータに付与
  let url = "https://yomi-tan.jp/api/yomi.php?ic=UTF-8&oc=UTF-8&k=h&n=3&t=" + word;
  //よみたんAPIにhttp getでカタカナのよみがなをリクエストし、3つの応答結果のうち1個目を取得
  let phonetic = UrlFetchApp.fetch(url).getContentText().split(",")[0];
  //スプレッドシートのカスタム関数にカタカナを変換した結果のひらがなを返却
  return phonetic;
}
カタカナをひらがなに変換するGoogle Apps Script(GAS)のスプレッドシート利用可能な独自関数

以上で、カタカナをひらがなに変換するGAS独自関数の準備が完了です。

3行目にある「getPhonetic(word)」の独自関数をスプレッドシートから呼び出せば、引数wordに指定したカタカナをひらがなに変換できます。

スプレッドシートでカタカナをひらがなに変換する方法はGoogle Apps Script(GAS)の独自関数を準備

引数にカタカナがあるセルを指定することで、ひらがなが出力されています。

GAS独自関数では「よみたんAPI」という読み仮名を出力するAPIサービスを利用して、カタカナ→ひらがな変換を実現しています。

実は漢字のふりがなにも利用可能

実は今回紹介したカタカナ→ひらがな変換のGAS独自関数は、カタカナ以外にも漢字もひらがなに変換できます。

以前、スプレッドシートで漢字のよみがな(ふりがな)を取得する方法を紹介しましたが、今回のカタカナをひらがなに変換する関数と実は同じです。

そのため、今回紹介した カタカナ→ひらがな変換のGAS独自関数は、漢字をひらがなにすることも可能です。

まとめ・終わりに

今回、Googleスプレッドシートのセルに入力されたカタカナをひらがなに変換する方法を紹介しました。

マイクロソフトのExcelにはカタカナをひらがなに変換する機能はあるものの、スプレッドシートの機能には、残念ながらありません。

しかし、スプレッドシートから開くことができるGoogle Apps Script(GAS)でカタカナ変換する独自関数を記述すれば、実現可能です。

本記事ではカタカナ→ひらがな変換のGAS独自関数を用意しているので、コピペしてGASスクリプトエディタに貼り付ければ、簡単に実装することができます。

ぜひ、Googleスプレッドシートでカタカナをひらがなに変換したい場合は、GAS独自関数によるカタカナ変換関数を利用してください。