Google Apps Scriptで文字列の結合・連結する方法(+演算子とconcatメソッド)
Google Apps Script(GAS)で2つの文字列を結合する方法を紹介します。
算術演算子の+(プラス)による連結方法と、concatメソッドによる連結方法の2種類の方法を解説していきます。
+演算子によるGASの文字列の結合方法
Google Apps Script(GAS)で複数の文字列を結合する方法として、算術演算子「+(プラス)」に連結が最もよく利用されます。
String型の文字列変数やダブルクオーテーションでくくった"文字列"の間に+演算子を入れることで文字列を結合することができます。
function myFunction() {
let textA = "これは";
let textB = textA + "テストです";
Logger.log(textA);
Logger.log(textB);
}
ログ出力では、変数とダブルクオーテーションで囲んだ文字列が連結されて表示されます。
さらに、2つ以上の文字列を結合する場合も、+演算子と文字列を追加していくことで3個以上の文字列結合も可能です。
+演算子による結合では、先頭に配置された文字列から順番に結合されるので、結合したい順番に従って、文字列の配置を行いましょう。
String型以外の変数を+演算子で結合する際は要注意
GASの算術演算子「+(プラス)」による結合では、文字列を保持するString型以外の変数を扱う場合に注意が必要です。
文字列ではなく、Number型の数値型変数では、+演算子は数字の加算(たし算)として処理されます。
そうした場合には、String型に変数の変換を行って、文字列として結合を行います。
GASのconcatメソッドで文字列を連結する方法
Google Apps Script(GAS)では算術演算子を使った文字列の結合方法の他に、concatメソッドを使った文字列の連結も可能です。
String.concat(“結合したい文字列")
GASのconcatメソッドを使った文字列を結合するサンプルコードは以下のようになります。
+演算子による結合と同じように文字列が結合されます。
+演算子とconcatメソッドを組み合わせたも結合も可能
なお、GASでは+演算子とconcatメソッドを組み合わせた文字列の結合もできます。
concatメソッドの引数に+演算子で結合したものを指定することや、+演算子とconcatメソッドを並列で記述し、3つ以上の文字列の結合ができます。
まとめ・終わりに
今回、Google Apps Script(GAS)で文字列を結合する2種類の方法を解説しました。
+演算子を使った方法とconcatメソッドを使った結合方法です。
一般的には+演算子を使った文字列連結が一般的ですが、結合する変数の型によって想定通りの動きをしないケースがあります。
concatメソッドでは、引数の文字列を末尾に追加する処理なので、+演算子のような動きはしません。
取り扱う変数の型や種類に応じて、+演算子による結合とconcatメソッドによる結合を使い分けましょう。
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