無料で使える天気API「Free Weather API」の利用登録とキー発行手順
日本を含めた天気情報や天気予報を取得できるAPIのおすすめの1つに「Free Weather API(WeatherAPI.com)」があります。
同じく無料で使えるOpenWeatherMapのAPIと比べ、無料アカウントでもAPIリクエストできる回数が多いのが特徴です。
そこで、Weather APIの利用登録手順からAPIキー発行、ならびにAPIリクエストのテスト方法を解説します。
天気API「WeatherAPI.com」とは
Free Weather API(WeatherAPI.com)は、アラブ首長国連邦のドバイにあるOPLAO FZCOが運営してい天気APIです。
Free Weather API – WeatherAPI.com
世界中のリアルタイムの天気情報や天気予報を提供するAPIを運営しています。
Weather APIにAPIリクエストすると、JSON形式またはXML形式でデータを取得することができます。
その他にも地理情報や位置データ、タイムゾーン情報も提供してくれます。
OpenWeatherMapより1時間単位の天気を取得可能
天気APIは日本ではLivedoor天気が有名でしたが、2020年7月に終了してしまいました。
その後、よく利用されるようになった天気APIがOpenWeatherMapです。
OpenWeatherMapは世界中の天気情報を取得できるAPIサービスで、無料アカウントで利用できます。
そんなOpenWeatherMapに比べ、Weather APIは無料アカウントでのAPIリクエストで取得できる天気の間隔が細かいのが特徴です。
OpenWeatherMapは3時間単位の天気なのに対し、WeatherAPIは1時間単位の天気を取得することができます。
Weather APIの料金プランを解説
Weather APIの料金プランについて解説します。
Weather APIには無料のフリープラン含め、5つのプランが用意されています。
- フリー(無料)
- ディベロッパー(月4ドル)
- スターター(月7ドル)
- プロ+(月35ドル)
- ビジネス(月65ドル)
それぞれのプランで1ヶ月にリクエストできるAPIコール回数が異なりますが、フリープランでも月に100万回実行可能です。
取得可能な天気予報は3日先までの1時間単位のデータです。
有料プランに加入すると、天気予報で取得できる日数やリクエスト回数、さらに過去の天気データも増えます。
Free Weather APIの利用登録手順
Weather APIのAPIを利用するための登録手順を解説します。
1.WeatherAPI.comにアクセスし、「Sign Up」ボタンをクリックします。
2.Sign Up画面でメールアドレスとパスワードを入力し、ロボット判定と利用規約の同意にチェックし、Sign upボタンをクリックします。
3.入力したメール宛に認証メールが届いている旨のメッセージが表示されるので、登録したメールアドレスにWeatherAPIからのメールを確認します。
4.WeatherAPIからメールに書かれたリンクをクリックして、アカウント認証を完了させます。
以上でWeatherAPIのアカウント登録は完了です。
Weather APIのキー発行方法
Weather APIのアカウントを登録できたところで、APIキーの発行方法を説明します。
1.Weather APIのログイン画面からメールアドレスとパスワードを入力し、ログインボタンをクリックします。
2.ログイン後の画面にAPIキーが表示されるので、「Copy」ボタンをクリックするとクリップボードに保存されます。
これでAPIキーを取得してWeatherAPIリクエストが可能です。
Weather APIのエンドポイント確認・テスト
WeatherAPIのAPIキーを取得できたところで、APIのエンドポイントの確認とリクエストテストを行います。
WeatherAPIの管理画面上に「API Explorer」が用意されており、そこからAPIのエンドポイントとリクエストした実行結果が確認できます。
まず、APIエクスプローラーを利用するため、事前に取得したAPIキーを貼り付けます。
さらにAPIのプロトコルをHTTPまたはHTTPSを選択し、レスポンスフォーマットをJSONまたはXMLを選択します。
「Current」では、パラメータに指定した都市のリアルタイムの天気を確認します。
パラメータを設定すると、コールするAPIのエンドポイントが表示されます。
基本的にHTTP(get)でAPIリクエストする仕様です。
{
"location": {
"name": "Tokyo",
"region": "Tokyo",
"country": "Japan",
"lat": 35.69,
"lon": 139.69,
"tz_id": "Asia/Tokyo",
"localtime_epoch": 1684675003,
"localtime": "2023-05-21 22:16"
},
"current": {
"last_updated_epoch": 1684674900,
"last_updated": "2023-05-21 22:15",
"temp_c": 22.0,
"temp_f": 71.6,
"is_day": 0,
"condition": {
"text": "Partly cloudy",
"icon": "//cdn.weatherapi.com/weather/64x64/night/116.png",
"code": 1003
},
"wind_mph": 12.5,
"wind_kph": 20.2,
"wind_degree": 190,
"wind_dir": "S",
"pressure_mb": 1005.0,
"pressure_in": 29.68,
"precip_mm": 0.0,
"precip_in": 0.0,
"humidity": 83,
"cloud": 25,
"feelslike_c": 24.5,
"feelslike_f": 76.1,
"vis_km": 10.0,
"vis_miles": 6.0,
"uv": 1.0,
"gust_mph": 6.5,
"gust_kph": 10.4
}
}
このようにAPIリクエストして返ってくるレスポンスも確認できます。
どういったレスポンスが返ってくるのか、また、APIのエンドポイントURLを確認したい場合はWeatherAPIのAPI Explorerを活用しましょう。
まとめ・終わりに
今回、無料で使える天気APIの1つであるWeatherAPIを紹介しました。
WeatherAPIはドバイにある会社が運営するサービスで、無料で利用することができます。
フリープランでも1ヶ月100万リクエストでき、3日先までの1時間単位の天気予報を取得可能です。
メールアドレスさえあれば、氏名や住所など不要でAPIを手軽に使えます。
また、WeatherAPI.comのAPI ExplorerでエンドポイントURLやリクエスト結果を確認できるので、使い方の検証もしやすいです。
天気APIにはOpenWeatherMapもありますが、手軽さではWeatherAPIも便利なので、ぜひ記事で解説した利用登録、APIキー発行手順を参考にして活用してみてください。
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