Googleドライブの使用容量をGASで取得する方法(getStorageUsed)
Google Apps Script(GAS)でGoogleドライブにデータを保存する際、容量オーバーしてしまうと、処理がエラーしてしまいます。
Googleドライブにファイル保存エラーを防止するために、使用している保存容量を取得し、使用率を確認する方法を解説します。
GASでGoogleドライブにファイル保存
Google Apps Script(GAS)はグーグルが提供するサービスとの連携がしやすいスクリプトサービスです。
その中でも、Googleドライブを使うと、色々なデータの保存先に利用できます。
他にもクラウドストレージサービスでAPI利用できるものもありますが、GASではGoogleドライブが圧倒的に使いやすいです。
GoogleドライブにGASのデータを蓄積したり、ログファイルの保存先に活用できます。
Googleドライブを多用すると、容量オーバーに
ただ、GoogleドライブをGoogle Apps Script(GAS)で利用する際に注意したい点があります。
それはGoogleドライブの保存容量です。
無料のGoogleアカウントでは、1アカウントあたり15GBが割り当てられています。
15GBもあるので、使い切るのはなかなか難しいです。
しかし、上限をオーバーしてしまうと、GASでGoogleドライブにファイル保存しようとしてもエラーしてしまいます。
特にログデータなどをGoogleドライブに出力すると、年月とともに使用容量が上限に達することがあります。
そのため、GASでGoogleドライブのエラーを起こさないスクリプトにするには、使用容量を注意を払うことが求められます。
保存容量を取得するgetStorageUsedメソッド
Google Apps Script(GAS)のGoogleドライブを操作するDriveAppというオブジェクトが用意されています。
そのDriveAppオブジェクトでGoogleドライブの使用容量を取得するメソッドとして、getStorageUsedがあります。
DriveApp.getStorageUsed()
getStorageUsedには引数を設定する必要はありません。
実行すると、戻り値として、Googleドライブの容量をNumber型変数で取得できます。
Googleドライブの保存容量をログ出力するサンプルコード
実際にGoogle Apps Script(GAS)でDriveApp.getStorageUsedメソッドを使ってGoogleドライブの使用容量を取得するサンプルコードを解説します。
function myFunction() {
//Googleドライブの使用容量を取得して定数に保存
const usedSize = DriveApp.getStorageUsed();
//取得したGoogleドライブの使用容量をログ出力(バイト表示)
console.log(usedSize);
//Googleドライブの使用容量の単位をGBにしてログ出力
console.log(usedSize/1024/1024/1024);
}
まず、DriveApp.getStorageUsedでGoogleドライブの使用容量を取得します。
そのまま単位がバイトの場合と、10243で割り算したGB単位に変換した使用容量をログ出力します。
実際にGASサンプルコードを実行すると、実行ログにGoogleドライブの使用容量が表示されます。
このように、Googleドライブの使用容量をGASで確認できます。
取得した数値をif文などで条件分岐を使うことで、容量オーバーで保存エラーを防いだり、アラートを送ることができます。
まとめ・終わりに
今回、Google Apps Script(GAS)でGoogleドライブの使用容量を取得する方法を紹介しました。
GASにはDriveApp.getStorageUsedメソッドが用意されており、実行アカウントのGoogleドライブの使用容量を確認できます。
GASでGoogleドライブにファイル保存するスクリプトを稼働させていると、無料アカウントの上限15GBに達してしまうこともあります。
GoogleドライブをGASの保存先として多用している場合には、残り容量をチェックする仕組みを用意しましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません