sikulixで2つまたは3つのキーを同時入力する方法を解説~type()の記述法

2020年1月21日

sikulixでtypeコマンドでキーを入力する際に、2つまたは3つのキーなど、複数のキーを同時に入力する方法を紹介します。

ctrl+c(コピー)やShift+Esc、Ctrl+Shift+vのようなショートカットキーをsikulixで実行するコマンドを解説したいと思います。

※sikulixのjythonの開発環境を想定しています。

sikulixのキー入力コマンドは「type()」

sikulixでキー入力を行うためのコマンドはtype()です。

通常のアルファベットを入力したい場合は以下のコマンドでキー入力の自動化が可能です。

type("a")     //aを入力

type("auto")     //autoを入力

その他にエンターキーやスペースキーなどのアルファベット以外のキーは以下のように実行します。

type(Key.ENTER)    //エンターキー押す

type(Key.SPACE)    //スペースキー押す

2つのキーを同時に入力したい場合は?

キーボード入力の自動化で行いたいものとして、「ショートカットキー」です。

  • Ctrl + c (コピー)
  • Ctrl + v (貼り付け)
  • Shift + Delete (完全削除)

※Windowsのショートカットキーです。

こうしたショートカットキーには複数のキーを同時入力が必要になり、typeコマンドを2行記述しても対応できません。

そういった場合には、以下の2パターンがあります。

特殊キー+アルファベットキーの場合

Ctrl + c(コピー)のような、特殊キーとアルファベットキーの2つのキー同時入力は以下のようなsikulixのtypeコマンドの記述で入力が可能です。

type("c", Key.CTRL)

アルファベットを先にダブルクオーテーションで括り、カンマのあとに、CTRLキーを記述します。

特殊キー+特殊キーの場合

それに対し、Shift + DEL(完全削除)のようなどちらもアルファベットではない特殊キー同士の場合は、アルファベットキー+特殊キーの場合とtypeコマンドの少し記述方法が異なります。

type(Key.SHIFT + Key.DEL)

シフトキーとDELETEキーをプラス符号でつなげて書くことで同時入力が可能です。

3つのキーを同時に入力したい場合は?

ショートカットキーの中には、2つのキーの組み合わせだけでなく、3つのキーを組み合わせるものがあります。

  • CTRL + SHIFT + S(名前を付けて保存)
  • CTRL + SHIFT + ESC(タスクマネージャを開く)

3つのキーを入力する場合も同じtype()コマンドを使用しますが、2つのキーとまた記述方法が少し変わります。

type("s", Key.CTRL + Key.SHIFT)

type(Key.ESC, Key.CTRL + Key.SHIFT)

1つ目のキーの後にカンマ「,」、2つ目のキーの後にプラス「+」、3つ目のキーという形でtypeコマンドで記述すると3つのキーを同時入力できます。

 

まとめ・終わりに

今回は、sikulixで2つまたは3つのキーを同時入力するtypeコマンドの書き方を紹介しました。

ショートカットキーでは複数のキーを同時に押す必要があります。

この記述方法をマスターすることで、様々なショートカットキーの入力が可能になるので、ぜひ覚えて下さい。