ワードプレスのImagify画像圧縮プラグインがエラー時の対処法(cURL error)

ワードプレスにアップした画像を自動的に最適なサイズに圧縮してくれる画像最適化プラグインにImagifyがあります。

ただ、Imagifyによるアップロードした画像圧縮でエラーが出るケースがあるので解決方法を解説します。

ワードプレスには様々な便利プラグインが追加可能

ワードプレスは世界で最もシェアがあるCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。

とりわけ日本ではワードプレスのシェアは過半数を有に超え、70%以上を占めています。

レンタルサーバーを使ってWebサイトやブログを立ち上げる場合に、ワードプレスが真っ先に選択肢に挙がるほどです。

ワードプレスが便利な理由に豊富なプラグインがあります。

ワードプレスの標準機能ではないものでも、プラグインを追加することで簡単に機能拡張ができます。

特にシェアが多いことで、多種多様な便利なプラグインが用意されており、自分で機能開発することなく、機能追加が可能です。

Imagifyは画像圧縮のおすすめプラグイン

そんなワードプレスで必ず入れておきたいのが、画像圧縮系のプラグインです。

ワードプレスのWebページの表示速度は、記事に掲載されている画像の容量に大きく影響されます。

最近のカメラは高画質になったため、1つの写真で5MBを超えることもしばしばです。

そのまま何枚も画像をワードプレスの記事に掲載すると、画像読み込みだけでネットワーク負荷が上がり、スマホはパケット消費します。

ワードプレスのページをできるだけ表示速度を早めるため、アップロードした画像を圧縮しておく必要がありますが、いちいち事前に画像圧縮するのは面倒です。

ページ表示高速化のため、オススメなのがワードプレスに画像圧縮系プラグインを導入することです。

その中でも多くのワードプレス利用者に人気を集めている画像最適化プラグインが「Imagify」です。

Imagifyはワードプレスにアップロードした画像を精査して、画像圧縮をして容量を削減してくれます。

Imagifyのサイトにアクセスし、事前に会員登録したらAPIキーを発行します。

APIキーを取得したら、ワードプレスにインストールしたImagifyプラグインの管理画面でAPIキーを設定すると、利用手続き完了です。

Imagifyには有料プランも用意されていますが、無料プランでも十分まかなえます。

Imagify実行エラー「cURL error 60」

そんなワードプレスにアップロードした画像を自動的に圧縮・最適化してくれるImagifyですが、2021年10月ごろからエラーが表示されるようになりました。

画像の詳細画面にImagifyの実行結果が表示されるのですが、以下のエラーが表示されています。

cURL error 60: Peer’s Certificate issuer is not recognized.

このエラーが出るようになってしまったことで、Imagifyによる画像サイズの削減ができなくなっています。

Imagifyエラーの原因は証明書エラー

ワードプレスのImagifyプラグインのエラーメッセージを調べたところ、SSL証明書に関するエラーでした。

ワードプレスとImagifyが画像をやり取りする際には暗号化された通信でやり取りが行われます。

しかし、その通信時に証明書エラーが生じているため、画像最適化に失敗してます。

このAutoWorkerではレンタルサーバーで設定しているLet’s Encryptの無料SSLです。

しかし、レンタルサーバーを確認しても、特に無料SSLの有効期限が切れているわけではありませんでした。

Imagifyエラー解消はワードプレスのバージョンアップ

ワードプレスで発生しているImagifyの「cURL error 60: Peer’s Certificate issuer is not recognized.」を調べたところ、Imagifyのページに以下の情報がありました。

遭遇したImagifyのエラーメッセージについて対応方法がNoteに記載がありました。

どうやら、ワードプレスのバージョンを「5.8.2」にアップデートすれば解消すると書かれています。

そこでワードプレスのダッシュボードで「更新」メニューを選択し、Wordpress5.8.2-jaに「今すぐ更新」でバージョンアップします。

バージョンアップが完了すると、下記のように「Wordpress 5.8.2 フルサイト編集への次の一歩」と表示されます。

これでImagifyの実行エラーが解消するか確認するため、「cURL error 60: Peer’s Certificate issuer is not recognized.」が出ていた画像で「Try Again」ボタンを押して再実行します。

無事エラーが解消され、Imagifyによる画像圧縮の実行が成功しました。

エラー時には表示されなかった画像圧縮の結果が表示されるようになりました。

ワードプレスのバージョンアップ前はバックアップ推奨

なお、ワードプレスのバージョンアップには注意が必要です。

ワードプレスのバージョンアップによってデータベースが破損したり、ページが上手く表示されなくなることがあるからです。

特にワードプレスのバージョンの数字差が大きいほど、そうしたトラブルの発生確率が上がります。

そのため、バージョンアップ前にバックアップをとっておきましょう。

ワードプレスのバックアップはワードプレスのプラグインで実施する方法と、レンタルサーバーのバックアップを利用する2つのやり方があります。

どちらでも大丈夫ですが、何かバージョンアップで不具合が起きた際に、もとに戻せるようにバックアップは必ず取得しましょう。

まとめ・終わりに

今回、ワードプレスの画像圧縮プラグインImagifyで「cURL error 60」が出た際の対処方法を紹介しました。

ワードプレスにアップした画像を自動で最適なサイズに圧縮してくれるImagifyプラグインですが、2021年10月ごろよりエラーがでるようになりました。

原因はSSL証明書に関する部分で生じていますが、ワードプレスを5.8.2にバージョンアップすることで解消します。

ただ、ワードプレスのバージョンアップでサイトが壊れる可能性もあるので、事前にバックアップを取得した上で5.8.2にバージョンアップしましょう。