BacklogのWebhookを有効化する手順~Backlogの課題情報を外部連携するために

プロジェクト管理ツール「Backlog」で課題の登録・更新した際やコメント登録した時に、特定のURLに情報を送るWebhookを有効化する方法・手順を解説します。

Webhookを使うことで、BacklogとGASなどの外部サービスと連携して、より便利に使うことができます。

 

Backlogとは?

BacklogはNulab(ヌーラボ)が開発・提供するプロジェクト管理ツールです。

クラウド型のプロジェクト管理ツールでWebブラウザでアクセスして利用することができます。

BacklogはRedmineやJiraなどのプロジェクト管理ツールと並んで、日本国内で多くの企業に採用されています。

Backlogの公式HPより

 

WebhookでBacklogの課題情報を外部連携

Backlogには「Webhook」という課題の更新情報を他のアプリケーションにリアルタイムに提供する機能が用意されています。

このWebhookの機能を有効にすると、以下のようなイベントをトリガーに動作します。

  • Backlogの課題を登録する
  • 課題内容を更新する
  • 課題に対しコメントする

登録情報や更新情報、コメント内容などを外部のURLに情報をHTTP POSTすることができます。

そうすることでBacklog以外のツールと外部連携が可能になります。

例えば、Google Apps Scriptなどと連携することで、スプレッドシートに情報を反映し、課題の更新頻度などの見える化が可能になります。

BacklogのWebhook活用例

私が実際に行っているBacklogのWebhook活用例には以下があります。

  • 課題更新時にすぐ気付けるように、課題担当者にのみSlackのDMを送る
  • 複数プロジェクトでの課題登録時に、1つのプロジェクトに自動転記し、メンバーの作業量を見える化

いずれもGoogle Apps Scriptと組み合わせてWebhookを利用しています。

2つ目は、Backlogのプロジェクト数が増加するにつれて、ここのメンバーの作業量が把握しづらくなっていた問題を、1つのプロジェクトにまとめられたことで見える化が果たせました。

BacklogのWebhook設定方法を解説

Backlogを便利に利用できるWebhookの設定方法について、手順を解説したいと思います。

1.Backlogのプロジェクト画面の左側メニューで「プロジェクト設定」をクリックします。

2.プロジェクト設定のメニューからインテグレーションをクリックします。

3.インテグレーションのツールの中から、「Webhook」の設定ボタンをクリックします。

4.Webhookの画面で「Webhookを追加する」ボタンをクリックします。

5.Webhookの設定画面が表示されるため、各種情報を入力します。

  1. Webhook名 例)課題登録のWebhookテスト
  2. 説明 例)課題登録時にWebhookを動作
  3. Webhook URL 例)https://script.google.com/macros/s/XXXXX/exec

※WebhookURLはGoogle Apps Script利用の場合

なお、これらのWebhook入力情報はあとから編集することができます。

6.Webhookが起動するトリガーを設定します。

すべてだと更新頻度が多くなるため、必要なイベントのみチェックします。

7.「Webhookを追加する」ボタンをクリックして、登録します。

以上でBacklogのWebhookの設定が完了です。

BacklogのWebhookは複数個登録ができるので、アプリケーションごとに登録することも可能です。

 

まとめ・終わりに

今回、プロジェクト管理ツール「Backlog」のWebhookを設定する手順を紹介しました。

BacklogのWebhookは外部のURLに課題の情報を送ることができ、Google Apps Scriptと組み合わせるといろいろな便利なツールを開発できます。

ぜひ、Backlogを利用されている方はWebhookを利用して、プロジェクト管理をより円滑に進めましょう。