簡単操作で計測パラメータ忘れ防止!GA4パラメータ付QRコード生成ツールを個人開発
Google Analytics(GA4)で計測できるようパラメータを付与したURLを生成し、そのパラメータ付きURLでQRコード画像を作成して保存できるサービスを個人開発しました。
通常GA4のパラメータ付与とQRコード生成は別々に行う必要がありますが、一度に実施できるシンプルなツールです。
GA4パラメータ付きQRコード生成ツールとは
個人開発した「GA4パラメータ付きQRコード生成ツール」は、文字通りGA4のパラメータを付与したURLの QRコードを生成してくれるツールです。
GA4の参照元、メディア、キャンペーンの3つのパラメータを設定し、そのパラメータを付与したURLでQRコードを生成して画像として保存することができます。
通常のQRコードはGA4で識別不可
QRコードは通常のURLを設定すると、GA4(Google Analytics)で識別できないです。
QRコードからのアクセスはGA4の参照元/メディアに「direct/none」と記録されます。
direct/noneはGA4でアクセス元が分からなかった時にセットされ、ブックマークやURLを直接入力したアクセスが対象です。
通常のQRコードからのアクセスがあっても、direct/noneとして計測されるため、どれぐらいのアクセス数か、GA4では分からなくなります。
GA4パラメータ付与URLで計測可能に
では、QRコード経由のアクセスはGA4で計測・識別できないかと言えば、識別できる方法があります。
URLにGA4のパラメータを付与することです。
先程紹介したGA4の参照元やメディアといった流入元は、パラメータとしてURLに設定できます。
Googleが運営している「Campaign URL Builder」というウェブサービスを使えば、パラメータ付きURLが生成できます。
参照元はutm_source、メディアはutm_mediumというパラメータで付与できます。
※キャンペーンはutm_campaignで設定
たとえば、本ブログのURL「https://auto-worker.com/blog」に、参照元「flyer」とメディア「qr」のパラメータを付与すると以下のURLになります。
https://auto-worker.com/blog?utm_source=flyter&utm_medium=qr
上記のGA4パラメータ付きURLにアクセスすると、GA4で参照元/メディアが「flyer/qr」として計測され、アクセスが識別可能です。
GA4パラメータ付きURLから QRコードを作成することで、QR経由のアクセスをGoogle Analyticsで識別できるようになります。
なぜ今更QRコード生成ツールを個人開発?
世の中にはQRコードを生成するツールは、Webサービスやスマホアプリなどでたくさんあります。
Google検索でも「QRコード 作成」と検索すると、たくさんのツールが検索結果に表示されます。
にもかかわらず、QRコード生成ツールを作ったのかといえば、欲しいQRコード作成ツールがなかったからです。
すでにあるQRコード作成ツールは、QR画像を生成する機能がメインでした。
QRコードからのアクセスをGA4で計測するには前述した通りパラメータ付きURLが必要です。
そのため、まずCampaign URL BuilderでGoogle Analyticsのパラメータ付きURLを作成した上で、そのURLでQRコードを作らなければなりません。
わざわざ2つのサービスを使うのは手間がかかります。
そこで、パラメータ付きURLの作成とQRコードの生成を一度にできるツールを開発しました。
シンプルで誰でも簡単に操作可能
個人開発した「GA4パラメータ付きQRコード生成ツール」は、とてもシンプルなUIが特徴です。
URLとGoogle Analyticsの参照元、メディアのたった3つを入力して、ボタンを押すだけで、GAで計測可能なQRコードが生成できます。
正直凝ったデザインではなく、オシャレではありませんが、シンプルなフォームなので誰でも迷わずに使えます。
カスタマイズ項目が多くて分かりにくいQRコード作成ツールもある中、分かりやすい操作性を目指しました。
さらに、参照元/メディアに設定する文字列をどうすればよいか分からない人向けに設定例を掲載し、Google Analyticsで計測しやすい方法を解説しています。
GA4利用のマーケッターにおすすめ
個人開発した「GA4パラメータ付きQRコード生成ツール」は、マーケッターにおすすめしたいツールです。
アクセス解析やマーケティングを行っているマーケッターの多くはGA4を利用しています。
GA4は無料で利用できるため多くのWebサイトで導入されており、事実上デファクトスタンダードのアクセス解析サービスです。
チラシやポスターなどの紙媒体を用いたマーケティングには、QRコードは必須と言えます。
QRコードのURLに計測パラメータ付きをつけ忘れると、GA4で計測できずに大変です。
「GA4パラメータ付きQRコード生成ツール」は、URLへのGA4のパラメータ付与とQRコード生成を一度に行うので、計測漏れがありません。
ぜひ、QRコードのアクセスをGA4で計測するマーケッターの方はご利用ください。
まとめ・終わりに
今回、個人開発した「GA4パラメータ付きQRコード生成ツール」を紹介しました。
QRコードは通常のURLの場合、アクセス解析サービスのGA4でアクセス元を計測できません。
そのため、QRコードからのアクセスを識別できるようにGA4のパラメータをURLに付与する必要があります。
しかし、ほとんどのQRコード作成サービスにはGA4のパラメータを付与する機能はありません。
パラメータ付きURLを用意するには、Campaign URL Builderでを生成した上でQRコードを作成しなければなりません。
「GA4パラメータ付きQRコード生成ツール」では、GA4のパラメータ付きURLとQRコード生成を一度に実行可能です。
QRコードのURLにGA4の計測パラメータの付与するのを忘れることも防止できるので、ぜひマーケッターやWeb解析士の方はご活用ください。
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