Google Apps Script(GAS)で導入済ライブラリのプロジェクトキーを調べる方法

Google Apps Script(GAS)でライブラリを使ったスクリプト開発を行っていると、「前使ったライブラリ導入したいけど、プロジェクトキーは何だっけ?」ということがよくあります。

そこで、使用中のライブラリのプロジェクトキーをGASスクリプトエディタから確認する方法を紹介します。

 

GASライブラリのプロジェクトキーは忘れがち

Google Apps Scriptではライブラリを導入して、便利な機能を使えるようにします。

自分で実装すると大変な処理もライブラリを使えば、簡単に実装でき、開発効率化が図れます。

※ライブラリの解説と導入方法をこちらの記事で紹介しています。

Google Apps Script(GAS)入門 ライブラリとは?メリットと導入方法を解説

ただ、ライブラリを活用しているとよくあるのが、プロジェクトキーを忘れてしまうことです。

色々なスクリプトでよく使うライブラリもプロジェクトキーを覚えておらず、ググって思い出すこともたびたびです。

あまり有名でないライブラリを使うと、調べるのも一苦労で結構の無駄な時間がかかることがあります。

導入済ライブラリのプロジェクトキーは調べられる

しかし、導入済みライブラリのプロジェクトキーは、スクリプトエディタから調べることができます。

そのため、以前使ったライブラリの場合、使用したGASのプロジェクト名さえ判明していれば、プロジェクトキーを確認可能です。

導入済ライブラリのプロジェクトキーの調べ方

導入済みのライブラリの調べ方はとても簡単で、たった3Stepで可能です。

1.ライブラリを導入したGASプロジェクトでスクリプトエディタを開きます。

2.メニューの「表示」>「マニュフェストファイルを表示」をクリックします。

3."libraryId"という箇所に書かれているIDを取得します

取得したIDをGASライブラリの画面で入力すると、ライブラリの導入ができます。

これだけのStepでライブラリのプロジェクトキーを調べることができました。

わざわざググって確認するよりも短時間で確認可能です。

元々入力したプロジェクトキーと異なる?

ちなみに、今回紹介した調べ方で取得したプロジェクトキーと元々のプロジェクトキーが異なります。

通常のライブラリで紹介されているのはプロジェクトキーなのに対し、この方法で取得したのはライブラリのスクリプトIDだからです。

GASの内部ではライブラリ導入した際に、後者のスクリプトIDがライブラリの呼び出しに使われています。

ただ、ライブラリの追加画面でスクリプトIDを入力してもライブラリを追加可能です。

そのため、他のプロジェクトで導入しているライブラリを使いたいけど、プロジェクトキーを忘れてしまった場合は、この方法で調べてライブラリ追加しましょう。

まとめ・終わりに

今回、Google Apps Scriptで導入済みのライブラリのプロジェクトキーを調べる方法を解説しました。

GASのライブラリあるあるな、使ったことがあるプロジェクトキーを忘れてしまう事象には、このやり方でプロジェクトキーの確認ができます。

プロジェクトキーをググるよりも、早いケースが多いので、ぜひ覚えておいてください。