【8月25日確認】サーチコンソールの検索表示・クリック数が急減する事象(数値がおかしい)
2021年8月25日にGoogleのSEOツールであるサーチコンソールをチェックしたところ、検索結果レポートのグラフが極端に減少している事象が発生していました。
ただ、Google Analyticsでの検索流入のページビューはそこまで落ち込んでいないため、サーチコンソール側の表示バグと推測されます。
※(追記)Googleのヘルプページで、今回の数値急減はサーチコンソールの問題で、データに欠落があると発表されました。
2021年8月23日のサーチコンソール数値が急減
Google Search Console(サーチコンソール)は、検索世界一のグーグルが提供するウェブマスターツールです。
自分が運営しているサイトやブログをサーチコンソールに登録すると、Google検索における以下の数値を確認できます。
- どういった検索ワードでアクセスされているか
- どれぐらい検索結果で表示されているか
- どれぐらい検索結果でクリックされているか
- 自分の記事の検索順位は何位か
SEO対策する上で必須とも言えるサーチコンソールで、検索表示回数やクリック数が著しく減少する事象が2021年8月23日のデータで発生しました。
上のサーチコンソールのグラフは2021年8月25日に確認したデータです。
それ以前のデータと比べても、大きく検索における数値が急減しているグラフになっています。
グーグルアナリティクスの検索流入数と大きく乖離
実際にGoogle検索からのアクセス数が、サーチコンソールの数値通り急減しているのか、Google Analytics(グーグルアナリティクス)の数値をチェックしました。
しかし、グーグルアナリティクスで検索流入(オーガニック)の1週間のグラフ上は、大きな減少はありませんでした。
サーチコンソールの数値が正常であるとすれば、2021年8月23日にOrganic Searchのユーザー数は大きく落ち込んでいるはずですが、普段と変わらない数値でした。
そのため、グーグルアナリティクスとサーチコンソールの数値に乖離が発生していることが確認できています。
多くのブロガー・サイト運営者からも報告
今回のサーチコンソールのレポートグラフが急減する事象は、確認したところ、一部のサイトだけでなく、広範囲で発生しています。
私も複数のサイトを管理・運営していますが、いずれのサーチコンソールを確認しても、グラフが急減していました。
さらに、Twitterなどではサーチコンソールのアクセス数が半減したといった事象が起きているとブロガーからアピールも上がっています。
おそらくですが、Googleサーチコンソールを利用している殆どのサイトでこの事象が発生していると考えられます。
数値急減はサーチコンソールの不具合と推測
今回のサーチコンソールの表示不具合(数値減少)の原因については、以下の点からサーチコンソールのバグである可能性が高いです。
- 一部のサイトだけでなく、大多数のサイトで発生している
- Google Analyticsの検索流入のアクセス数と比較しても乖離している
そのため、ユーザー側では対処しようがなく、Google側でのサーチコンソールへの対応を待つしかありません。
リンクスパムのアップデートが不具合の原因？
直近、サーチコンソールでなにかアップデートが行われていないか確認したところ、リンクスパムのアップデートを行ったとの情報がありました。
Google Search Centralのアカウントから日本時間2021年8月25日の02:48にツイートが投稿されています。
リンクスパムのアップデートは直接サーチコンソールの数値急減に繋がるものではありません。
しかし、リンクスパムのアップデートによって、検索表示回数・クリック数が急減する不具合を引き起こした可能性はあります。
(追記)サーチコンソール公式ページでデータの欠落を発表
Googleから公式発表で今回の数値急減に関する発表がありました。
サーチコンソール内部の問題によって、検索パフォーマンスとDiscover(Google砲)のパフォーマンスデータに欠落が発生したとあります。
現在は内部の問題というのは解消されているようで、通常の数値にV字回復で戻ってきています。
ただ、データの欠落について復旧に関する情報は一切掲載されていないため、このまま8月23,24日のデータは欠落したままかもしれません。
まとめ・終わりに
今回、2021年8月25日にサーチコンソールのレポートをチェックしたところ、検索表示回数・クリック数が急減していることを発見しました。
2021年8月23日のデータから事象が起きており、グラフで見ると著しく減少したように感じられます。
ただ、グーグルアナリティクスのオーガニック検索の数値に変化はなく、多くのサーチコンソール上で発生していることから、サーチコンソールのバグである可能性が高いです。
直前にGoogle Search CentralのTwitter投稿でリンクスパムのアップデートが完了したとの報告があり、それによる不具合とも推測されます。
残念ながら、サーチコンソール側の問題のため、ユーザー側には対処しようがないため、Googleによる対応を待つようにしましょう。