GA4とユニバーサルアナリティクス(UA)のリアルタイムレポートのユーザー数を同条件で比較!

Google Analyticsの現行版であるユニバーサルアナリティクス(UA)と新しいGA4では計測されている数値に差異があるのではと感じていました。

そこで、UAとGA4のリアルタイムレポートの同じ集計期間・集計対象にした上で、ユーザー数の数値を比較してみました。

GA4とUAではレポート数値に差異がありそう

ブログやWebサイトのアクセス数やページビューを計測するアクセス解析ソフトで最もシェアが多いのがGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)です。

グーグルアナリティクスは元々ユニバーサルアナリティクス(UA)と呼ばれるバージョンでした。

しかし、新しいアクセス計測方式のGA4がリリースされ、ユニバーサルアナリティクスは2023年7月に集計終了予定です。

現時点では多くのユーザーがGA4とUAを並行稼働させています。

ただ、GA4とUAではレポートを比較していると、数値に差異がありそうです。

リアルタイムレポートは、UAはAMPページも対象かつ、集計期間が5分なのに対し、GA4はAMPページは対象外で集計期間は30分となっています。

それでも従来版GAのユニバーサルアナリティクスとGA4ではユーザー数が同じではないようです。

GA4とUAのリアルタイム数値を比較するツールを開発

そこで、GA4とユニバーサルアナリティクスのリアルタイム数値の誤差を比較するツールを開発しました。

前回のブログ記事でGA4とUAのリアルタイム数値比較ツールを紹介しています。

GA4と従来版UA(ユニバーサルアナリティクス)でリアルタイム5分間の数値誤差比較ツール

リアルタイムレポートにおいて、UAとGA4の集計条件を同一(集計期間5分、AMPページ対象外)にした数値比較して誤差が分かるツールです。

1~15分間隔で同じタイミングでUAとGA4のアクティブユーザー数を取得して比較できるようになってみます。

本ブログでGA4とUAのリアルタイムレポートを比較

実際にGA4とUAのリアルタイム数値比較ツールを使ってみました。

このAutoworkerのブログで計測しているGA4とUAのリアルタイムレポートの数値の比較を行っています。

AutoworkerはAMPページが存在しているので、UAのリアルタイムレポートからAMPページは計測対象から除外しています。

ツールでは2022年7月10日から7月16日までの1週間の数値を集計しました。

集計した(GA4-UA)の数値の平均値や中央値、最大値・最小値、歪度、標準偏差を算出しています。

平均値・中央値から、UAよりもGA4のほうが少しリアルタイムユーザーの数値が小さいことが分かります。

また、正規分布からの歪み具合を表す歪度は負の数になっていることから、左裾が長い、左に歪んだ、または右に偏りがあると考えられます。

GA4とUAの差をヒストグラムで表してみると、たしかに左側に裾が広がっているように見えます。

極端にGA4とUAで数値に差があるわけではありませんが、1週間のリアルタイムレポートのユーザー数でも、数値に差異があることが確認できました。

さらに、平均二乗誤差と平均二乗偏差についても算出してみました。

平均二乗誤差は2乗した単位になっているため、平均二乗偏差で見ると、8.8の数値になっています。

もし、GA4とUAで数値が同じになる場合は、平均二乗偏差が0に近づくため、UAとGA4で差異が少しあることがわかりました。

GA4とUAは計測方式が異なるため、数値差はありうる

なお、今回GA4とUAのリアルタイムレポートの数値で差異があることが比較ツールで確認しました。

ただ、GA4とUAは同じグーグルアナリティクスといっても計測方式が異なっています。

そのため、同じリアルタイムレポートでも数値差が生じるのは当然です。

しかし、従来のUAで見ていた数値をKPIとして、GA4でも継続してウォッチしていく場合には、どれぐらい差があるかチェックする必要があります。

サイトによってはGA4とUAで数値誤差が大きい・小さいがある点を比較ツールで確認可能です。

まとめ・終わりに

今回、従来版ユニバーサルアナリティクス(UA)と新しいGA4とのリアルタイムレポートの数値差異を比較できるツールで、実際にAutoworkerの数値を比較してみました。

2022年7月10日から16日までの1週間のアクティブユーザー数を比べてみたところ、GA4のほうがUAよりも数値がやや少ないことがわかりました。

やはりGA4とUAでは計測方式が異なることから、計測される数値に違いがありました。

もちろん、UAにはリアルタイムのバグがあるため、その誤差もありえますが、ただ、極端に(GA4-UA)が大きいものもないので、可能性は低いです。

このようなGA4とUAでの数値比較に使えるツールなので、興味のある方はぜひ利用してみてください。