トラックボールマウスの掃除・メンテナンス方法!滑りの悪さが改善(ティッシュでOK)

マウスにあるボールを動かしてカーソルを移動させることができるトラックボールマウスは便利ですが、使っていくうちに滑りが悪くなり、操作しづらくなります。

そんなときにはトラックボールマウスを掃除すれば、滑りの悪さが改善されるので、ティッシュでできる簡単メンテナンス方法を紹介します。

手の負担が少ないトラックボールマウス

トラックボールマウスは、マウスに搭載されたボールを親指で上下左右に回転することで、マウスカーソルを移動させることができます。

通常のマウスはマウス自体を動かすことで、動かした方向にカーソルが移動します。

マウスでパソコンを操作するたびに腕を上下左右に動かすため、長時間作業すると疲労が蓄積されます。

それに対し、トラックボールマウスは指だけでクリックや右クリック、カーソル移動が完結します。

人間工学的に利用しやすい設計になっており、マウスを使用する腕の負担が少なくなるメリットがトラックボールマウスにはあります。

さらに、通常のマウスのように上下左右に動かすことがないため、マウスを操作するスペースも必要ありません。

使っているうちに滑りが悪く、操作しづらく

ただ、トラックボールマウスは利用しているうちにどんどん滑りが悪くなります。

トラックボールを指で回しても、回した分だけカーソルが動かなくなるようになって反応が鈍くなっていきます。

そうした結果、せっかくのトラックボールマウスが逆に使いづらくなります。

トラックボールマウスの滑りが悪くなる原因

トラックボールマウスの滑りが悪くなるのは、デバイスが故障していると思う方もいるかもしれません。

私もトラックボールマウスの滑りが悪くなった時は故障を疑いました。

しかし、実はトラックボールマウスの滑りが悪くなったのには原因があります。

トラックボールの反応が悪くなった理由は、トラックボールマウスに搭載されたセンサーに汚れが付着しているからです。

トラックボールマウスを利用しているうちにホコリや汚れが付着し、それがトラックボールの動きを検知するセンサー付近に溜まります。

トラックボールのセンサーに汚れが蓄積されると、センサーの感度が悪くなり、滑りが悪化します。

そのため、トラックボールのセンサー部分を掃除して汚れを除去するメンテナンスを行えば、滑りの悪さを改善することができます。

トラックボールマウスの掃除・メンテナンス方法

トラックボールマウスの滑りが悪くなり、反応がにぶい場合には、センサー部分を掃除するメンテナンスが有効です。

そこで、トラックボールマウスの掃除・メンテンスの手順を解説します。

必要なアイテムはティッシュのみでOK

トラックボールマウスのメンテンスには特別な掃除グッズは必要ありません。

お家に必ずあるようなティッシュだけでセンサーの掃除は可能です。

特にアルコールを含んだウェットティッシュは必要なく、むしろ精密機器なので故障する可能性があるので使わないようにしましょう。

トラックボールマウスからボールの取り出し方

実はトラックボールマウスからボールを取り出すのは簡単です。

トラックボールマウスを裏返すと、ボールが見えている部分があります。

ここを指または、ペンなどで押すとボールが取れるようになっています。

トラックボールマウスのボールを取り出す前には電源をOFFにしておきましょう。

電源をONにしたままだと、センサーの反応で故障を招くおそれがあります。

センサー部分のほこり・汚れを除去

トラックボールを取り出すと、トラックボールの動きを検知するセンサーが3箇所に設置されていることが確認できます。

このセンサー部分にホコリなどの汚れが蓄積されているので、取り除きます。

1年以上トラックボールマウスを使用していたところ、かなりのホコリがセンサー周りにこびりついていました。

事前に準備していたティッシュでセンサー周りを拭けば、汚れは簡単に落とすことができます。

汚れをティッシュにくるんでそのままゴミ箱に捨て、取り外したトラックボールをはめ込めば、掃除は完了です。

綿棒があれば、しっかり汚れを取り切れる

なお、ティッシュだけで掃除は可能と説明しましたが、細かなゴミはトラックボールマウスのセンサー周りに残ってしまいます。

そうした微細な汚れもしっかり落としたい場合には、耳掃除などで利用する綿棒がオススメです。

綿棒を使ってセンサー周りをゴシゴシすれば、ティッシュでは取り切れなかったゴミもしっかり落とし切ることができます。

トラックボールマウスのメンテナンスを徹底したい場合には、ティッシュに加え、綿棒も併用して掃除しましょう。

掃除したトラックボールマウスは反応の良さが劇的改善

トラックボールマウスのセンサー部分の掃除によって、反応の良さは劇的に改善されました。

1年以上使ってきたので、かなり汚れが溜まっており、そのため、ボールを回転させてもカーソルの反応が鈍くなっていました。

しかし、掃除後はかつて新品で購入した時と同じように、ボールを動かすとスムーズにカーソルが動くようになりました。

このようにトラックボールマウスを使用していて滑りが悪くなった場合、故障ではなく汚れが原因かもしれません。

そのため、トラックボールマウスの反応が悪くなった時は買い換える前に、まず上記で紹介した清掃メンテナンスを行いましょう。

まとめ・終わりに

今回、トラックボールマウスの滑りが悪くなり反応が鈍くなった時に、センサー部分を掃除・メンテナンスで改善されると紹介しました。

トラックボールマウスは通常のマウスよりも指だけで操作できるので、腕の負担が少ないです。

ただ、使用しているうちにトラックボールに付着した汚れがマウスのセンサー部分に蓄積され、カーソルの反応が鈍くなります。

そんな時はトラックボールを取り外して、ティッシュでセンサー部分に溜まった汚れを拭いて掃除すれば、滑りの悪さが改善します。

トラックボールマウスの故障を疑う前に、まず清掃メンテナンスを行って反応が良くなるか試してみましょう。